医療費控除の廃止、住宅ローン控除の簡便化を願う
3月上旬
わたし酒井が税務署応援ということでイオンライカム(ショッピングセンター)の3F確定申告会場、入場口一番手前で一般納税者の申告作業を手伝う。
同日、堺税務署に勤務する税務職員のコロナウイルス感染が判明し翌日からの税理士派遣中止が発表される。(うぅ…もう一日早ければ)
今回応援しての感想
もう医療費控除は廃止しよう。そして住宅ローン控除(初年度)をもっと簡単にしよう。この2案件で6割を超える来場者かなというのが肌感覚。
わざわざ申告会場まで出向き、数時間も待たされ、会場へ入って立ちながら医療費の領収書を用意されているヘッポコ電卓で何度もたたき、慣れないパソコンコーナーで係員に言われるまま苦しみながらの入力作業。これで還付されるのが数千円、いや還付されるのならまだマシだ。結果、申告不要だった!という案件も数件あったりする。
これって本人様、対応する税務職員・税理士ほか、そして他の来場者にとって誰得?である。本当に医療費がかかり生活が大変な方には窓口負担減額、免除でいくらでも対応可能だ。
住宅ローン控除については、該当者全員が金融機関でローンを組むわけですから「教育資金の一括贈与」という手続きを参考に金融機関の窓口で諸々手続きを行い、金融機関の窓口を経由して税務署へ関係書類を提出すれば本来は事足りる。
本当は高齢の方でも自宅からPCで!と言いたいところだが周りにサポートしてくれる方がいないと正直難しい。
住宅ローン控除で来場される方は日々、仕事に家事に忙しい世代である。
もっともっと税務当局の皆様も納税者の声を取り込み、近い将来、いや来年度から(無理か)より柔軟に対応してくれることを切に願う。
そして来場者数も少なくなり、「報酬を払ってまで税理士会からの応援は不要ですなぁ」そんな会話が聞こえる未来を待っている。
※ 沖縄税理士会所属の税理士は勝手決められた日時、しかも2日間!申告会場応援はこの令和時代になっても強制です。
コメント
まっとうな税金を払いたいのに、難しすぎる。マイナンバー取得したので是非、電子申請トライします。