今朝税理士試験の合格者発表がありました。(国税庁HPに詳細あり)
2018年の官報合格者はわずか672名。
6年ほど前までは1,000名前後が合格するといわれていた試験。
たった6年で30%も減少しました。
あれ、日本の人口ってこんなに減っていたの?
激しく過疎化が進んでおります。
このペースで過疎化が進むとイリオモテヤマネコばりに絶滅危惧種に選定されるのではないでしょうか。
各国家資格の試験制度が変わっているので一概に比較はできませんがこの6年で、弁護士の合格者数は2倍に増加、公認会計士は微増だというのに。
社会保険労務士は年ごとに合格者数の変動が激しいものの直近では合格者数2,413名(2018年の税理士合格者数の3.5倍!)と大勢いるのに。
そして我が沖縄県での合格者は今年も安定の一桁台、わずか6名です。合格した皆様、おめでとうございます!(わたしの年なんて4名です涙)
※残念ながら『サクラ チル』の方はこちら↓を参考にして頂ければ。
4名や6名って、合格してもなんとも寂しいのです。
(今週はじめに沖縄のとある地方の顧問先様でPayPayのキャンペーンをアツく語ってもスタッフさんの殆どが知らなかった・・・というくらい寂しい)
本音をいうと大原簿記の水道橋校とかで、合格発表日に大勢の仲間とキャッキャやりたかった。という気持ちもありました笑。わずかにですが。
いまの学生に聞くと簿記論、財務諸表論(2017年はボーナス年でした)までは受験するものの、税法科目の【詰め込み勉強スタイル】は時代錯誤と敬遠されるようです。(試験そのものがブラックですし)わたしも個人的には社労士試験のようにマークシート方式でも良いのかなと考えます。(以前、社労士試験を受けたことがありますが、これはこれで結構難しいです。宅建試験の民法もしかり)
というわけで日本の人口減少以上のペースで過疎化が進む我が税理士業界。
AIで仕事も減るし合格者数は減らしておこう!なんてお考えで減少しているわけではないと思いますが、合格者数を抑えていつまでも大型税理士事務所で働かそうという何かがあるのかと勘ぐりたくもなります。
そもそも合格してもどこかで丁稚奉公しないと(そしてBOSSからハンコがもらえないと)税理士登録出来ない制度が問題かと。なんとでも出来る方法はあるのですが。あまり知れ渡っておりません。
くれぐれも合格後、お勤めになる税理士事務所にはお気をつけ下さいませ。決して初任給だけで騙されないように。オールマイティーな仕事が出来るやや中堅どころの税理士事務所がオススメです。
なかには独立退職する際に顧問先様へ「退職しますんで・・・」とすら言えない事務所もありますから。あぁなんと悲しい事でしょう。あ、名古屋にいるからといってどこかの大型税理士法人のことを言っているわけではないですからね。誤解しないで下さい。
と、いうことでこれからキラキラ輝いているひとり税理士さんたちにお会いしてきます!