何年も届いた不合格通知の一部
プロフィールを変更して気づいたこと。
それはなんと11回も税理士試験に落ちていたということ。
試験は夏の年一回(発表冬)ですから11年、
いや途中ドロップアウトした期間を合わせると
13年間も受からない、というそれは長い長い戦いでした。
落ち続けた十数年間・・・
恥を承知で公開しますと、
以下のような受験歴になります。
当初は2年で5科目合格というなんとも無謀な挑戦でした。
H12 簿記論合格
H13 財務諸表論合格
□ 法人税法合格
H14 消費税法合格
□ 相続税法 不合格A
ここまでは、まぁ順調で。
この年の受験を終えて札幌の会計事務所へ就職、
冬に税理士試験合格!
を予定するも
以下、全ての予定が崩れます笑
H15 相続税法 不合格B
H16 相続税法 不合格B
H17 あまりにも勉強せず、
試験当日は有休扱いだったので試験をボイコット
そして年末には試験専念という理由で退職
H18 固定資産税 不合格A
相続税を諦め、受かりやすい?
科目へ逃避もやはり受からず
H19 税理士を諦め無謀な2度目の沖縄移住
そしてなぜか飲食店を開くが、すぐに廃業…
秋、沖縄の税理士事務所へ
H20 相続税法 不合格B
H21 相続税法 不合格A
H22 相続税法 不合格A
H23 相続税法 不合格A
H24 相続税法 不合格A
H25 相続税法 不合格A
森永のカンヅメのようにA判定が5枚あれば
合格でも良いのではと本気で思ったり
H26 相続税法 不合格A
そして、
H27 相続税法 奇跡の合格です。
皮肉な事に今となっては相続税(贈与税)が一番詳しくなっております。
不合格が続いた原因は?
僕の覚悟が足りなかった。
他にも色々やりたいことがあって(やって)、
振り返れば圧倒的に勉強時間が少なかった。
実務に(良くも悪くも)ハマってしまい、
理論(条文)の丸暗記が性に合いませんでした。
最初の事務所が成果主義、資格なんて関係ない、
稼いでなんぼ!の事務所で所属部署の先輩も
10名中税理士が1名で残りの先輩たちはみな試験勉強をしていない・・・
※100名近くいて税理士が二人というと事務所。
いまはもっと大勢の税理士がいらっしゃいます。
試験日も就職組にとっては厳しい日程
年明けから3月15日までが確定申告
5月末までが3月決算の法人申告
実際、勉強に集中出来たのは6月〜7月の2ヶ月間のみ
(試験日は8月の上旬です)
そして試験日は平日という事で、
試験日直前や当日も仕事の電話に対応したり。
試験対策が出来ない!
税理士試験は数ある国家試験でも
なかなかのブラックで模範解答の発表がありません。
毎年合格者1,000名近くになるよう採点にも調整されています。
実際にあった話ですが消費税法で計算問題の最終値を合わせ、
理論も殆ど書けたという友人が何人か落ちるのを目の当たりしました。
そのくらい、恐ろしい試験です。
いまから受けるか?
いま自分がゼロの状態から受験するかと聞かれると、
就職していたら受けないと答えます。
僕は経営者の気持ちも分かりますし、給料をもらって
目の前の仕事を疎かにすることは出来ないです。
でも、受験に専念出来る環境だったら別です。
受かる方法はいくらでもあります。
今から受験するならば?
僕が今の時代に受験をするならば、
きょう一日勉強した事をblogに書いていきます。
Twitterでも良いでしょう。
メモ書き程度で構いません。
やはり試験は孤独で寂しい、そしていつでも逃げることが出来ます。
なので誰が見るでもないかもしれませんが、勉強をしていることを公開します。
後は、簿記学校にちゃんと通い、
宿題をこなしていけば一定の合格ラインに。
※宿題です。予習はしなくて良いです。
大原が良いかTACが良いかとの論争もありますが、
とどのつまり家から通いやすい方で良いかと思います。
時間は大切。
それでも直前の模試は両校受験するべきです。
もしも本試験でどちらかの学校予想が出たときには
落ちる可能性が非常に高くなります。
いまの時代は一番むずかしい事かと思いますが、
スマホを見る時間を制限すること。
遊びたいし、色々チェックしたいと思いますが
やはり集中する時間を創らないと僕の二の舞いになります。
諦めなければこんな僕でも受かりましたので、
是非受験中、受験を検討している方は参考にしてみて下さい。
合格後、素晴らしい人生が待ってますので!
では!
【編集後記】
昨日は、デュアルディスプレイの設定
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