「夏休みに遊びたいから」という不純な動機で税理士試験を早く終わらせるのはアリ。


2019年夏
2回目の夏休みは8月1日からタイ・バンコクへ
道中、バンコク市内では爆破テロなども起きましたが4泊5日の旅路を終えて無事帰国。旅にアクシデントはつきものです。

16歳で初めてタイへ訪れてから気付けば25年も経過
(旅ノートを振り返ると独立してからは初めてのタイ)

今回は奇しくも同じ16歳になったばかりの姪っ子(+義母、嫁税理士)と一緒に。
商業高校進学、税理士を目指す?と言ってくれたご褒美に。オッサン税理士は単純です(笑)

なにか一つでも刺激になればこれ幸い。

なぜ夏休みに税理士試験があるのか?と恨んだ過去

なんで夏休み期間中に試験があるんだよ。
(税理士試験は毎年8月上旬に行われます)

勉強に集中することが出来る学生が有利じゃねーか!

こうボヤいている社会人の受験生もいるでしょう。
かくいうわたしもその一人でした。

この時期に試験を行うことについて長〜い受験生時代、
国税庁にブーブー言ってました(心の中で)

しかし、そうはいってもルールはルール。
それを承知で挑んでいるので文句を言うのはお門違い。

どうやったら早く合格出来るか?コレ1点を考えましょう。

骨抜きにされた「早く合格しよう!」という受験生

「学生有利じゃねーか!」

これは大原簿記学校に入学する以前に気付きました。
だったら学生のあいだ、2年間で5科目取ってやろうじゃないの。

そういった人生設計を(甘めに)たてたのですが、
実際は学生時代に3科目合格、残り2科目を夏に受験、
という中途半端な状態でその年の10月に税理士事務所へ就職

その冬、12月には1科目(消費税)合格しましたが、それから最後の相続税に合格するまで13年!毎回試験のたびに「学生有利じゃねーか!」を連呼、あぁ…愚の骨頂。

就職したその札幌の税理士事務所はバリバリの体育会系。
資格なんか関係ねぇ、仕事とってきてなんぼの世界。
昇給も賞与も実力主義!ですから、試験勉強よりも仕事を学ぶ、増やすことに必死になる。

いま思えば目の前にニンジンをぶら下げられていたのですが当時は気づかず。
T◯C=大◯生命ですから、保険の歩合が凄いのなんの。
全体会議で上位5名の賞与額が発表されるわけですが、
これが「300万円」とか見ると否が応でも刺激を受ける。

(税理士事務所なのか、保険代理店なのか分かりません。税理士を目指す自分には違うかなと感じ、いまも保険代理店はやっていません。どうしてもの付き合いで現在1社とは登録だけはしましたが。登録時の印紙代だけ損しています)

「税理士試験に合格」で増える給料より、仕事(顧問)を一つでも増やしたほうが給料が増えるシステム。ですから、税理士試験合格を夢見る少年少女の気持ちが揺らぐわけなんですね。なんとも精巧なカラクリ。見事、骨抜きにされました。

税理士合格者をなるべく出さぬよう(独立阻止)、
かつ、事務所にはずっと在籍させるよう福利厚生はかなり充実。
給料も北海道内では上位の部類。

毎年所得番付に載っていたBOSSは本当に素晴らしい税理士、いや経営者。
(このBOSSを間近で見たくて入社しました)

沢山の事を学べた、
合格出来なかった3年3ヶ月
今はそれはそれで良かったなと感謝。

(ここで合格していたら少なくとも沖縄に移住しての”今”はありえません)

早く合格しよう!という動機をつくる、見つける

わたしが相当なナマケモノでして、ダラダラと合格出来ない不毛な歳月だけが過ぎていきました。

税理士の諸先輩方からは「仕事を辞めて試験に集中」という体験談も見聞きしますがそれも出来ない臆病な性格。(当時は貯金をほとんどしていません。体の良い言葉でいうと未来への投資をしていました)

ですから「仕事を辞めて一年で試験に受かるぞ!受からなくては!」という動機づけをすることが出来ません。税理士試験は勉強をやったから絶対にその年で合格出来る!というものでもありませんし。(しかし、本気で取り組めば数年で必ず受かるもの!)

そこでわたしが消去法で編み出した動機が「夏休みに遊びたいから」

来年の夏は遊びたいから今年は何が何でも受かってみせる!です。
(といって長い期間かかっていますが汗)

普通ならば試験期間中はSNSなど今ならスマホの閲覧を控えたりするのですが、あえて夏休みを楽しんでいる方々を見ては「俺も来年はそうやって遊んで、楽しんでやるんだ!」なんて言ってツッコんだり。

これには性格上の向き不向きがありますから、要は自分に合っている、楽しくなる動機を見つけること。わたしは気になったら確認しないと気が済まないタイプなので良く閲覧していました。(これが無駄に長過ぎたのが長期間受験するという敗因でしたが…)

最後に→「試験前夜から当日にかけて」

合格した最後の受験日、の前日の行動はいまでも覚えています。
その年は過去を振り返り、相続税の受験開始時刻が正午というのがポイントでした。

不合格となった闇に葬り去りたい過去は、、、

→我が家から車で1時間かけて試験会場に
→着いたら車内が暑くヘトヘト
→喉が乾いて水をゴクゴク
→睡魔が襲って来てはスヤスヤ
→やがてクーラーがキンキンに効きだして体ブルブル
→冬、不合格でメソメソ

以上を7年間も繰り返す。
いま自分で書いていてなにも反省せず、◯ホだったなぁと。

で、最終年はどうしたかというと会場から車で5分のホテルに宿泊。

夕食はホテル近く、お気に入りのカリータイム
マスターが合格祈願!と、おまけにタンドリーチキンを付けてくれました。

ホテルへ戻ってからは軽くネットサーフィン。
試験前日、そして当日は理論も含め一切の見直しをしません。

その日のために363日間やってきています。
この直前は休むべき、とわたしは決めていました。

そして24時に就寝。

起床は8時。

朝食を9:30ギリギリに済ます。

出すものを出し、11時チェックアウト。

会場11:10入り。

いざ試験へ

相続税が長かったもので、
相続税の受験生を特に応援しています。

相続税受験の前日、
この日、いま時間(20時過ぎ)
このブログを閲覧し、
2019年の冬に合格した方は下記の合言葉を書いて連絡下さい。

美味しいご飯をご馳走させてください、約束します。
ネタになるので沖縄県外にお住まいでもそちらへ行きます(笑)

合言葉→「************************

2019年8月7日正午前に”合言葉”は消しております。