沖縄にいながら「北海道の税務調査」を対応する【後編】


今回の税務調査で北海道から郵送された小包

中身は5年分の領収書コピー一式!

これがすべて電子で出来たら?

働き方改革!

生産性向上!


誰が誰に向かって言っているのか。

目の前に大きな鏡があるのかな。

役所勤めの総人数、
1/10に出来ると子供の頃から信じるひふみ税理士♂、デス。

※最近では橋下徹さんの講演を聴きにいきましたが
似たような事を仰っていました。

北海道から5年分の領収書コピーが郵送される!

前回の続きです。

沖縄に郵送された税務署からの資料一式 北海道の知人より税務調査対応依頼あり 2018年の3月中旬 まだひふみ税...

※当案件(関連画像も含めて)のブログ掲載について納税者様の承諾を得ております。
また調査結果は全ての案件について同様の結果を保証するものではございません。

5年分の領収書コピーをしていく税務調査官

まずは1年分の領収書のコピーがそれから約1週間で沖縄へ届く。
時期にして2018年4月下旬

税務代理権限証書を提出後、税務署作成の直近1年分の
集計資料を確認しながら電話で最初に言われたのが、

家事費が多く混同されています!
社長も認めていましたよ

とのカウンターパンチ!

まぁ、わたしは税務調査に同席していないので。
なんとも答えることが出来ず。

ご指摘事項の全部、社長に確認してみますね

と、かわす。

で、それから社長に事実確認をすると

確かに個人的に食べた分もわずかにある・・・けれど、
大体は仕事仲間を(自宅兼事務所へ)呼んで一緒に食べ(飲み)
情報交換をしている。

との事。
これを税務調査官の(仕事ですから上手いのです)誘導尋問に乗せられて
ついつい「はい」と答えざるを得ない状況になってしまう。

参考までにこの案件

・売上については一切問題なし
・外注費支払いも問題なし
・飲食、消耗品等についてのみ家事費否認(案)の指摘あり

というシンプルな内容。

ついで概要説明しますとこの社長、ゴルフ・飲み屋での
領収書はほとんどなく自宅兼事務所でのBBQ費用など多数。

それほど時間もかからず、すぐ終わる
あぁ、春に来る調査だなぁとつぶやく。

どうしても重加算税がとりたい税務署

GWに前後して

指摘事項の確認を税務調査官と電話でやりとり。

あーでもない、

こーでもない。

なにせ向こうは携帯も持っていませんしメールも使えません。

こちらはこちらで電話の音は普段消していますのですぐに気付かず。

※知らず知らず関与先様からの連絡がメールに多く来るようにする戦略です。
内緒ですよ。

一案件(確認)について電話の一往復だけで

2、3日かかることもあります。

そうこうしてるうちに1ヵ月経過・・・。

2018年5月最終週。
残り4年間の領収書のコピーが届きます。

全部のコピーをとるのに約1ヵ月。

向こうの事情は分かりません。
補助者がいたのでしょうか。
調査官自身で行ったのでしょうか。

※ポイント

予めひふみ税理士はこう伝えます。

そちらの調査時間(今回でいうコピー時間)
約半分(2倍) の速さ
こちらも対応致します!」と。

こう言っておかないと1ヶ月も待たせた調査資料
向こうがこちらに渡したらすぐに回答を求める傾向がありますので。
イーブン?いやいや大分協力的です!約半分の速さですから。

そして…調査官はとにもかくにも、

すべて重加算税の対象です!

の一点張り。

あー、あかん。若い調査官は本気です。

※重加算税は本来の税金×35%
延滞税の計算方法も変わります。
おまけに税務署に要注意法人として記録が残ってしまいます。

それと、

「追加でかかる税金はこれだけですので・・・」

なんて(納得してもらえるよう少なめで)提案してきますが、
こちらには地方税が含まれておりませんのでご注意を。

こちらは修正申告せず、更正して下さいと要望伝える

2018年5月の最終日。

「先生、一度社長と3人でお会いできませんか」

だ・ら・

初めに言ったんです。
6月に行くので会いませんか(調査対応しますけど?)と。

じっくり会って一点一点調査すれば2日間できっちり
その場で終わる案件。結局何も進んでいない。

指摘事項の数々、こちらは殆ど認めたくないので。

先方は税理士がいないのでラッキーと思ったのでしょうか。


〜税務調査〜

・どうしてもこちらが反論出来ない、遇の音もでない事項。

→これは潔く諦めます。

・そして常に揉めるのが「グレーゾーン」

→今回でいうところ「家事費か事業費」か。

これね、税理士側としては当然、反論しますよ。



ということでこれ以上は何を反論しても時間が
もったいないと判断しこちらが下した結論!

でしたら『更正』打ってください

納税者側から修正申告書を提出するのではなく、
税務署が決めちゃって下さい、というものです。

ひとまず5月最終日はこちらからの提案で終わる。


結果→重加算税なし、修正申告書はつくってもらう

「税務署側の更正」

これって結構面倒くさいそうです。

一般企業でいうところの社長決済をもらう感じで。

そして修正申告書を提出した場合、納税者側は反論出来ませんが
(正確にいうと重加算税などは反論可能)更正の場合、こちらは
不服申立てということで反論出来ます。

※この際は向こうの調査担当者は代わります。

「不服申立て」もネタになるし、納税者も納得いってなかったので
この調査内容でしたらトコトン反論していこう!その予定でした。

ですが、2018年6月4日

急に向こうのトーンが下がります。

「今回は大目にみて重加算税はナシで構いません

なので指摘事項の◯と△の件は認めて頂いて

修正申告を出してはもらえないでしょうか」

なーにをいっているのか。

はじめから重加算税の内容ではないのです。
今回の件は。

正直、不服申立てしたろと思っておりましたが
社長と打合せの結果、まぁ重加算税もないし修正申告でも
いいだろうとの事。
(ややこしいですが過少申告加算税というものはかかる汗)

そうですか、それでは修正申告5期分となると、
こちらの手数料も・・・

が、待てよ。社長の狙いは税務調査にかかる費用を抑えたい。
本音いうと、申告書は税理士事務所で作って欲しくない笑

また、調査官も6月でなにがなんでも早く終わらせたい!

おおっ!

納税者と調査官のニーズが一致します。

交渉の結果、更正ではなく修正申告に応じる
という約束の元、調査官に修正申告書を作成して頂きます。
もちろん5期分。

そして社長には税務署まで出向いてもらい修正申告書に
署名押印し、納付書を預かり納めてハッピーエンド?です。
控えは後日、郵送されます。

道民税と市民税は?
これは◯◯、◯◯されたのを◯◯します。

以上、最近(以前から?)の税務調査ではすぐに重加算税といってきます。

もし、こちらにやましいことがなければ徹底して反論しましょう!

それがたとえ時間がかかっても。

佐◯氏や福◯氏の退職金に納税者様の重加算税が充てられるなんて真っ平御免。

何回も税務調査の立会いをしてきましたが、
以上、初めて調査官の顔も知らずに終わった税務調査なり。

しかし・・・

いまでもFAXは使っていませんが、

もしもわたしが

電話をやめていたらどんな調査

になっていたのでしょうか。

調査官と文通してたかな?

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