本日の昼下がり。
那覇市郊外、古き良き路地裏を歩く。
ここから徒歩数分で華やかな国際通りへ。
この街もあと数年後には・・・
一年後を考えたら節税。では十年後を見据えたら?
わたしもなんだかんだ『年齢』を重ねまして、
お客様、友人(経営者が多い。そういえば公務員の友人はゼロ。友達少ないなぁ・・・)たちの『独立』から『現在』までの変化を間近で見てきております。
・事業の規模はずっと変わらない。
・少し規模が小さなくなりながら・・・
・何店舗もお店を増やしたり。
と、様々です。
それぞれ生き方、働き方がありますのでどれが正解でどれがダメとかありません。
ただひとつ傾向としてはっきりしているのが、
・『節税』にこだわっていた方々が10年後、悲しきかなお金に悩んでいる方が多い傾向がある
・『節税』に(よく言えば)無頓着だった方がかなり事業規模が大きくなっている(お金にもそんなに悩まない)
これ、どういう事かというと実はとてもシンプルなこと。
前者は毎年毎年、決算間近になると『税金』に悩んできました。『売上(利益)』をあげることを放棄して。いや言い過ぎました。それよりも今、目の前にある通帳の残高を減らさないようにするため『節税』という行為、そのものに熱心になっていたのです。
反対に後者は『税金』は出ていくもの、納税日までに払う税金は最初から運転資金にカウントしないで計算しているので『節税』に特にこだわることもなく。だから貴重な時間を売上(利益)を上げる事に集中し、結果その成果が徐々に積み重なりそれが大きなものになる。
言うは易く行うは難し
ではないですが本当にここだけの違い。
人間、能力にそんなに差はありません。
節税を毎年行うと・・・・・・潰れる。
ちょっと前はもろみ酢だ、太陽光だ、ネットワークで一儲け・・・
そして税金は払いたくない一心でかなり大胆な節税に励んでいった方々がいたようです。
無駄に高額なボーナス支給、
無駄に豪華な社員旅行、
スタッフに格好つけたい気持ちがよく分かるのですが。
そして、
無駄に豪華な自社ビル(あ、直接の節税ではないか・・・)
無駄に豪華な社内の装飾品・・・
見栄を張りたいのもよく分かるのですが。
社長本人は納税額が少なくなり、各所に良い顔ができ満足のようですが気付いておりません。
財布の中身が空っぽになったという事実を。(肝心の預金残高が税金を払うよりも少なくなっていることを)
ここまで来ているわけですからイケイケの時代があったのですね。売上が倍々ゲームで増えていく。銀行からも簡単に借りれる。なんだったら無担保無保証、即日OKぐらいの感覚で。
でもね、それはあきまへんな。
そんなん風向きが変わった時にポロっと折れてしまう。
わたしが一時、転職を目指していたワイキューブなんかが良い事例。
ここの安田社長、好きだったんだけどなー。復活して面白いことしてますけど。
リーマンショック、大震災。
あれからもうだいぶ経ちました。
東京オリンピック前後は大丈夫でしょうか。
『節税』も良いのですが・・・もう少し手元資金(財産)を厚くしたほうが良い時期、やってきそうです。
今日も、とある銀行の消極的な融資姿勢に出会ってしまいそう感じた次第です。