築地の初競り、サッカーW杯の放送権、銀座ブティックのテナント料→中小企業は真似しちゃいけません!


沖縄一小さい税理士事務所の看板。
一見、郵便受けの宛て名のようですが僕はこれを「看板」と呼んでいます笑

中小企業は真似しちゃいけません!

・マグロの初競り、(少し前に)すしざんまいが1キロ70万円
・銀座のブティック、家賃が月売上高の約1/3
・ハナっから赤字とわかるサッカーワールドカップの放送権料

中小企業は真似しちゃいけません。
気にしてはいけません。
別の国のお話しだと思って今回のブログを読んで頂ければ幸いです。

ただし例にあげた3点のうち、上位二つは分からないでもないです。

広告宣伝費と捉えると高くもないか?

・マグロの初競り(少し前)すしざんまい、1キロ70万円

ちょうど税理士試験で簿記論や財務諸表論を勉強していた頃でしょうか。毎年正月に景気良いおっちゃんやなー(実は自衛隊出身で電話番号とスケジュールを全て暗記するという凄い人です)と思うと同時に、損益計算書の科目どうなってるんだろ?といつも不思議に思っておりました。

別に高く仕入れたからといって高く販売するでもなく。
あれだけTVで放送されれば細かい数字は分からなくても広告宣伝費と考えれば安いもんだろうな、となんとなくは分かります。

ただ、損益計算書が気になって笑

普段、色んなマグロがありますが㌔1万円としましょうか。
過去、一番高い入札が約70万円。
専門的に考えると、差額㌔69万円相当が

不相当に高額な商品仕入高として損金不算入

でしょうか笑 (なわけないか)
それともすしざんまいの経理の方が差額の㌔69万円相当を、

「借方 広告宣伝費(販売促進費) /貸方 商品仕入高」

という振替仕訳でもするのでしょうか(こちらですよねきっと)
でなければ粗利率が大幅に変動しますからね。

一度でいいから見てみたい、すしざんまいの損益計算書。

続いてはこちら

・銀座のブティック、家賃が月売上高の約1/3

銀座に限らず、一等地のテナント料は大家の言い値になります。

無理して高級ショッピング街に出店した新興ブティックが短期間で撤退する話しを良く聞きますが、そのような場合、たいてい月売上高とテナント料が近い金額だったりします。また地方では地元空港内のテナント料がそのエリアの最高値であるケースも多いです。

いやー、これは真似出来ません。こわいです。
GINZA SIX辺りの坪単価なんか田舎者の僕からいわせると天文学的数値にしか見えません。まぁそこで売っている「夢をみさせる商品」にもあまり興味ないですけど。
確かに一等地に出店すること自体は良い宣伝効果(これも、販売促進費や広告宣伝費の類に)になると思いますがこの作戦はやはり体力(財力)がある大手のやり方です。憧れる気持ちは分かりますがやはり中小企業が目指す作戦ではないと思います。

※宣伝効果といえば3年間、一軍でわずか1イニングしか投げなかったソフトバンク時代の松坂投手について書いた記事がコチラ

※テナント保証金のシックリこない話し
これも昔々、金持ちに都合よく税務・相場が整備されたものの一つです。大家は無利子でまとまったお金をずっと借りることが出来(固定負債の部、預り保証金という科目など)、店子は無利息でずっと貸している状況に(固定資産の部、保証金という科目など)。簿記の勉強を始めた頃、学生ながらにこのスタイルでは大手に勝てないな、と諦めがついたものです。

※沖縄でも空港内に出店することがステータスだという社長たちが多くいます。
もちろん体力(財力)があればそれは構いません。が、固定費の増加はこわい。それよりもリベートの見直しをしてでも(多少粗利率が低くなったとしても)出店という固定費増加を避け、販売箇所を他もに設けるほうが中小企業には向いていると思います。リスク分散の意味も兼ねて。

◯通や◯報堂のいいなりになるな!

サッカー好きです。
普段TVを観なくてもワールドカップは観たいです。
僕は組織が苦手なのでサッカーも昔からアフリカ代表チームを見るとみんながのびのびプレーしていて大好きです。
ナイジェリア、カメルーン、ガーナ、今回のセネガル(あ、日本と対戦しますね)など。

でも今回の放送権料は酷いもんです。
なんで◯通の言い値なんでしょう。
これを断ると、後々影響があるのでしょうか。
◯通が、キックオフの時間を調整してくれるから?
4年に一回のイベント、こっちが合わすわい笑
(上のセネガル戦、キックオフが日本時間0時…調整してくれたというこの時間、微妙過ぎます)

地上波ではテレビ東京がこのレースから外れたみたいですが、その期間はぜひともサッカーとはかけ離れたアンチが流れ込むような番組を沢山放送し、視聴率を稼いでもらいたいものです。

あれ、ちょっと方向が逸れてしまいました。
すみません。

言いたいことは中小企業は赤字の仕事はとるな!という事です。

大企業の断ち切れない?古いしがらみは良く分かりませんが
中小企業は余計なしがらみに捕らわれるほど余裕はないのですから。

– Today’s Hifumi Office –

・朝から決算報告で法人訪問→電子申告をサッと済ませる。
・午後は「MFクラウド経費」の研究。手書き領収書の認識力よ…とほほ。

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