2021年に独立された(する)税理士のみなさまへ→顧問先のスタッフさんもお客様

2021年
あけましておめでとうございます。
今年は海外へ行けるように!と願っておりますが相当厳しそうですね。那覇空港国際ターミナルは悲しいかなオープンして1年ちょっとして今日まで閉鎖中(涙)

1月はいまのところ沖縄県外は控えて西表島、それと久米島へ飛び、誰とも接しない大自然の中でトレッキング、シュノーケルなどして遊ぶ予定。

昨年末には新たな相続税申告業務も受注したので元旦ですが本日も少しだけ税理士業務を進めました。

なんで独立しないのかなぁ

Twitterを利用していますが昨年から今年にかけて税理士として独立開業される方が多いなぁという印象があります。withコロナの中、勤めたままでの働き方に疑問を感じた方も多かったのではないでしょうか。(僕は自宅兼事務所なので独立当初は「無駄な時間」が浮いたと喜んでいましたが、今となっては健康面も含めて本当に良かったとつくづく感じております)

で、正直に言っちゃいますけどTwitterを見ていると僕なんかより「税法の知識は詳しそう、ITも詳しそう、もう充分お一人で独立してやっていけるんじゃないの?」と感じる方が大勢いらっしゃる。

早く独立すれば良いのになぁ。僕なんかは勤めながら十年近く不合格が続いた身、受かってそこそこの知識を蓄えていればすぐに独立したいですね。特にwithコロナ時代は。

顧問先のスタッフさんもお客様

元旦の今日、冒頭でも書いた通り相続税申告業務を受注していたので仕事を少しだけ進めました。お客様は顧問先のスタッフさん(の関係者がお亡くなりになりました)。

税理士として独立されるみなさまへ問いたいのですが、顧問先の社長だけがお客様でしょうか?税務業務のすべてをオンラインにしていると難しいかもしれませんが、ここ沖縄ではオンライン監査は少数でまだまだ現場にまわっております。(都会と温度差あり)

その顧問先のスタッフさん。経理担当者以外の方で名前と顔が一致する方を何名ご存知ですか?挨拶以外の会話はされますか?まさか「社長と会える俺(私)は偉いんだぞ?」などと横柄な態度はとっていないでしょうか。

沖縄(特に那覇以外)で相続税申告業務を受注するのはナイショですけど実は簡単(軍用地の相続税評価が毎年上がり申告が必要になる方が多数)で挨拶以外の会話を出来る仲になれば、そのスタッフさん(とそのご友人)のご親族で相続が発生すれば問い合わせが来るものです。(スタッフさんの独立相談は顧問先社長の手前殆どありませんが、そのご友人が独立するから〜というお問い合わせもよくあります)

ですから独立前後は更なる税法の習得よりも(営業活動も大切ですが)、コミュニケーション能力を身につける勉強をオススメ致します。特に地方税理士は。この業界に何年もおりますが苦手な方が多いように思いますのでそれだけで相当なアドバンテージになることを覚えておいてください。(身につけ方は別の機会に。くれぐれも詐欺まがいのサロンなどに入らぬように)

食わず嫌いせずに

で、独立後に一番大切なこと。それは食べていくこと。綺麗事なしで稼いでいくこと。仕事を選ぶのは軌道に乗ってからでも遅くはありません。職業柄、脱税思考以外の方であれば、なんでも勉強になるというお気持ちで。

今でこそお陰様で既存の顧問先様でいっぱいなのでこちらのお願いを聞かない、資料提出が遅い、などという納税者は門前払いしておりますが僕がもし独立したばかりだったら?と考えると、受けていると思います。(目の前でタバコプカプカなどは断りますが)

「お願いを聞かない」のであればどういう伝え方をすれば少しでも聞き・動いてもらえるのか。「資料提出が遅い」のであればどうすれば早くなるのか。あれこれアイディアが浮かんでくるでしょう。ここまでは実際に担当しなくても同じですが、やはり仕事として受けていればそれをテストすることが出来る。結果を知ることが出来る。これは机上の学習では難しい。

また◯◯業専門でいくから〜と最初から仕事を断るのも確かに格好良いのでしょうが、それは他にやまほどある業種をみてからでも遅くはないでしょう。(歯科専門といいながらFX法人専門!という税理士さんもいらっしゃいます)知らない世界に宝の山はあるものです。

そして先程の通り、その顧問先様のスタッフさんとも出会える。そのスタッフさんの何名もいる親族・知人が潜在顧客となる可能性があることを忘れないようにしましょう。(ネットワークビジネスの話っぽくなってしまいましたが違いますからね)

とにかく独立当初はアレルギー(どうしても入力代行が苦手など)がなければどうぞ食わず嫌いせずに。色々とチャレンジしてみてください。動いたもの勝ち!です。