税理士は毎月訪問するもの・・・と誰が決めたのか?


ひふみ税理士事務所のベランダから

お盆を過ぎると空気も澄んできました。
早朝のウォーキングも快適(それでも汗はかきますが)
今朝はこの夏、初めてクーラーの「タイマー入」を設定せずに目覚め。

実は沖縄、これから(9月から11月上旬)がマリンスポーツに最適の時期!

4〜6月は梅雨もあり天気の悪い日が多く…
7〜8月は太陽の日差しが半端ない。宿代高いし、人が多いし…

ということで、
9月は渡嘉敷島と阿嘉島、それと沖縄北部、
10月は宮古島、
11月は石垣島、西表島、竹富島へ

2019年後半も気持ちだけは少年時代に戻り、沖縄の”山”や”海”と遊んできます。

その顧客様に毎月の訪問、本当に必要なのか?

今日の午前中に訪問したお客様は3ヶ月に1度の訪問先

僕よりかなり若い社長で会計ソフト、給与ソフトの使用方法について90分×5回のレクチャーをしただけでほぼ完璧に仕上げてくる。(社長のセンスが良いのか、それとも僕の教え方が良いのか笑)

といっても会計ソフトは①通帳、②クレジットカード、そして③Edy(沖縄でSuicaはメジャーではない)の自動連携をしているのでご自身で入力するものはあまりない。あってもワンパターン。(コインパーキング、飲み代、祝金・香典など)

で、普段の連絡のやりとりは(こちらのお客様の場合は)LINEで完結。

契約前「毎月の訪問、2ヶ月に1度、3ヶ月に1度」のどれにするかという話になったときに「え?会う必要あります?だってLINEで連絡できればそれで良くないです?」と仰った。30代でもこんな感覚だ。

これがいまの20代、いや10代の方がいずれ経営者になったときにはどんな感覚が主流になるのだろうか。

「税理士は毎月訪問するもの」

毎月訪問する・・・さて、誰が決めたのでしょうか。
僕が考えるに某会計ソフトメーカーの戦略ではなかろうか。

「毎月訪問して仕事してますよ〜!?だから今月分の駄賃、くださいな」

が正直なところではないだろうか。

「自分でつくろう、自分の仕事」

昔は朝礼で唱和していました・・・(遠い目)

僕がこの業界に入った15年ほど前
あるお客様へ訪問する際には毎月釣り銭を用意して伺い、
オシゴトの最後に顧問料を現ナマで頂戴する、
なんてところも数件ありました。

(受け取る顧問料にはお金以上の重みがあり、これはこれで勉強になりましたが)

僕は必ずしも毎月必要ないよなぁ…と感じ、独立後に顧問契約した先は全て2ヶ月に1度、3ヶ月に1度、又は年に1度というケースだけ。毎月訪問先はありません。(緊急の場合は別)

それで何か不都合があったのか?

いいえ。
一切ありません。
何かあればメール等でいつでもやりとりしています。

どんな顧問先でも「毎月訪問が原則!」
と、叫ぶのはきっと簡単に連絡がとれなかった原始時代のなごりです。
気にしないこと。

「毎月訪問」は相手が望むのならばそれで良いですが、そうでなければ、又は「税理士とどう付き合うものかよく分からない」という場合には最初に税理士が詳しく説明すべきでしょう。

これから開業する税理士で法人&個人事業をメインとする予定ならば、毎月訪問を基本にするのか、隔月(以上)に1度もOKしていくのかで自由な時間が倍以上違ってきますのでよくお考え下さい。

くれぐれも余計な(毎月訪問が絶対という)押し売りだけはしないように。