仕事を追うのか、追われるのか。税理士業界→実は10月業務が肝心です。


去った週末。沖縄では毎年恒例の産業祭りへ行く。
晴天も重なり多くの人出でグッタリ。

その後はお笑いライブを観賞したりの週末でした。

今週末も県外から友人が来沖、
来週は北海道、
その次も11月は色々とイベントが目白押し。

ですが、これでもちゃんと仕事してます。
工夫をしながら。

美味い酒を飲むために
趣味の旅行に行くために

俗にいう「繁忙期」が発生するか否かは10月にかかっている

って10月の後半に言われても・・・ですが。
そもそも担当顧問先の多少によって絶対的な忙しさも違ってきます。

ですが、それなりに顧問先を担当しているひふみ税理士がなんとかやっていけるのは

常に前倒し、

仕事を追う!

という気持ちで取り組んでいるからだと自負しております。

本日、2件の訪問先は共に9月決算。
税理士業界でいう決算監査。

そのうち1件は現場での確認作業は完了、今週どこかで完成させます。
もう1件は確認事項を少しだけ残す。先方からの連絡待ちでこれも10月内に完了見込。

もう1件の9月決算も明日の訪問で現場作業完了→やはり10月内で完了見込。

これでわたしの9月決算(作業)が全て10月内で終わります。

因みにひふみ税理士事務所はTKC事務所ではない。
会計ソフトのメインはエヌエムシィ、9月決算のうち1件は弥生会計(ブログで書いたことありませんでしたが弥生PAP、加入済)

何を急いで決算作業を早めているのか。

それは・・・

11月1週目を旅行で埋めているからに他ならない。

いまの時期に9月決算を進めないと旅行から戻ったら大変なことになりますので否が応でも。

少しのプレッシャーをかけて仕事を追っています、そんな感じで。
きっと旅行予定を組んでいなければ11月3日、文化の日を前後してダラダラ決算を組んでいたはず。

前倒しで9月決算を完了させると11月後半から通常訪問時に丁寧に「年末調整」完了前の確認もじっくり出来ます。

年末調整は10月訪問時に資料収集をお願いする。

わたしは2行上で「11月訪問時に年末調整完了前の確認をする」と書きました。

言葉足らずでした。
正確には、

10月訪問時に資料収集のお願い


11月にその確認、です。

10月訪問時、社長や経理担当者に何をお願いするかというと・・・

・途中入社の方の前職分源泉徴収票を発行してもらう(もらっていない、無くしたという方が多いです)ようアナウンス

・反対に退職した方に「源泉徴収票」を送っているか確認。ここでチェックしないと、忙しい年末にこちら(会社の経理の方)が忙しいのに「大至急送ってくれ!」という不毛な仕事が発生する。空いてる10月中に是非!

・10月に生命保険や地震保険のハガキが一番多く届くので先に声がけ。捨てないでねー、と(11月に声をかけると必ず再発行する方が出てくる→12月に間に合わないパターン、再年調とか避けましょう)

・同じく住宅ローンの残高証明書も銀行から届くのでそれも声がけ(上に同じ)

・同じくその年にマイホームを購入したという従業員がいれば年末調整じゃないよ、最初の年は確定申告してね、コレとアレが必要だよ、とアナウンス。

・入院した、インプラント、レーシックを受けた、という方がいればやはり確定申告→医療費控除をアナウンス。ここで注意したいのが、医療費10万円を超えた分の額がまるまる戻ってくると勘違いされないようご注意を。伝え方のセンスが必要に。

・従業員の家族構成増減の確認をしてもらう。
子供が結婚した、生まれた、奥様がパートをした、辞めた、などを先にヒアリングしてもらう。(この作業でその会社様の風通しのよさが分かります。業績悪い会社ほど、従業員のことを何も知らない、というケース多し)

何を当たり前のことを・・・そう思いますか?

実は以上を徹底して10月に行うと11月でそれなりに確認が出来、
そこで不足、不明点があっても12月には完了することが出来るものです。

これが一ヶ月遅れると・・・
全て完了が1月、年が明けているはずです。
年越しはイヤ。

その頃は償却資産税やら確定申告準備と重なり、

仕事に追われること必至です。

最後に税務署に一言。
この時期、毎年思うことですが。

年末調整の書類一式、
10月1日には納税者に届くよう是非ともお願いしたい。
プラス3枚一組って多すぎ。
なんとか一枚で完結させる工夫を。

こうすれば10月の訪問時に現物みながら税理士側から説明出来ます。
だって国税庁のサイトから毎訪問時にプリントアウトするの面倒だもの。

マイナンバーの登録時に写真などではなく、
iPhoneのFaceIDのような技術であれば本人の顔認証も出来て
ネットで年末調整も完結出来そうですけどね。

国税庁(扶養控除等申告書)のサイトをみながら
皆がPCやスマホの画面に向かって頭をグルグル・・・グルグル・・・

想像してみましょう。

あ、笑わないこと!

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