渋滞に巻き込まれたくないので今晩のシーポートちゃたんカーニバルはパス。
代わりに北谷デポアイランド、ジバゴで朝コーヒー。
日中、超満員の同店舗ですが朝は比較的静かで快適です。
「無料税務相談」ってどうなのさ?
最近とある「時間」が無くなった事に気が付きました。
それはタイトルにもあげましたが、
「飛び込みでの無料相談や電話の無料相談」であります。
しかも見知らぬ方からの。
前職場ではホームページで堂々、
「初回60分、無料税務相談受付中」と明記。
※無料見積り、ではありません。
「無料相談」、です。
こんなわたしでも一応、
所長代理というポジションだった為、
しぶしぶ仕事の途中でも受けざるを得ず・・・。
移動中、外回りの間でも事務所からケータイに
「◯◯さんという方から無料相談のご依頼があり、
090-◯◯◯まで16時〜17時の間に電話して下さい」
という無茶振りメールが何度も届いたものです。
おまけにその時間帯に都合つけてかけてみると
相手が電話に出ず夜間に折り返しが来る、
又は次の日「連絡が遅い!」という全くもって理解不能のお叱りを受けたり。
あぁ・・・懐かしぃ・・・。
まぁこれも経験を積むと大抵は会わずしてその場の電話で完結させてきましたが、なかには初回だけ無料というのに2度、3度も電話をかけてくるツワモノもいたり。
なんと言いましょうか
税務署には直接聞きたくない
でも少しだけ誰かに聞きたい!
というニーズがある一定層ありまして
どう聞いてもアウトだろ!というような相談でも、
「別の税理士事務所はOKといったけど本当?」
土地売買だけというシンプルな案件でも、
「どうしても税金払わないとダメ?」
といった、2秒で電話を切りたくなる案件が5割。
「とにかく、一度会いたい!」
こちらがその前に具体的内容は?
と聞き返すと、
「会って話さないと信用できない!、電話ではちょっと」
という会いたがりの方からの案件が2割。
「こうこう、こうなんだけど幾らでやってくれる?」
というすぐにお値段幾ら?パターン、税理士だったら誰でも良く
料金だけで判断される方からが3割という感覚でした。
わたしが営業ベタだったからでしょうか。
無料相談から売上に繋がったのはほぼ皆無。
(わたしが単にこれ以上担当を増やしたくない、
また受け手になる後輩、パートも足りてない、
という状況もあり「記帳代行」は全てお断りしておりました)
以上理由から「無料相談」というものに常に疑問を感じておりました。
そんなん民間の仕事じゃない!税務署へ直接かけてくれ!と。
住所、電話番号を公表しないから飛込みも電話も来ない。
快適です。
飛び込み客も知らない方からの電話も無いですから。
あとは業者からの余計なDMが無くなれば完璧です。
事務所が無いわけですから
「本日から海外研修のため◯日までお休みさせて頂きます」
という張り紙も要りません。
いやいや少しでも売上に繋がれば・・・
無料相談くらいは受けるよ・・・
夢を壊してごめんなさい。
仮に売上に繋がったとしてもそれは奇跡、です。
そしてそれはごく僅かなもの。
そしてネットでこう書くのもなんですが、
「無料相談」からスタートするお客様は税理士に
とって良いお客様である可能性は限りなく低いです。
また面白くない仕事が多かったり。
そして不思議な事に「有料相談」から始まるお客様の
多くが税務顧問に繋がり、またお仕事をしていて
楽しいことが多いものなのです。
それでもどうしても!って場合。
税理士先生が直接行うのであればそれは良いとして
くれぐれも、無資格者の職員に任せることの無きように。
悔しいかな幾ら税法に詳しくてもダメなのです。
いまは沖縄でも某離島でニセ税理士が蔓延したため
「ニセ税理士行為」に関しての調査が厳しいですから。
勝手、税務相談を命令されている職員さん達も、
これを盾に所長先生へ直訴し、無料相談を受けるのを阻止しましょう!
さぁホームページから「無料相談」の文字を削除しよう。
もう値下げ競争はやめましょう。
自身のブランド価値を下げるのをやめましょう。
勇気がいるかもしれませんが、
ホームページから「無料相談」の4文字、削除しましょう。
そんなこと、体力のある大手税理士法人に任せましょう。
それよりも常に自身を磨き(自分にも言い聞かせています)、
「逆指名される税理士」を目指しましょう。
でわでわ。