焼きナス350円の居酒屋、味に間違いなし。で、算盤は合っているのか?

焼きナス・・・と言っておきながら
沖縄で一番美味い、炙り白レバー刺

浦添市にある沖縄で一番美味い焼き鳥屋

那覇の国際通りで食べるより美味くて安い

ホームページなんてありません
駐車場もありません
休みもありません(不定休)

ひっそりと営業
でもお店は繁盛しています。

そんなわたしもファンの一人
最近は黒糖焼酎を片手に頂くのが定番

炭火で丁寧に焼き上げた『焼きナス』が350円

美味しい、お客想いの居酒屋の簡単な見つけ方

それはメニューに『焼きナス』があるかどうか。

沖縄料理がメインの居酒屋であれば、

『パパイヤチャンプル(イリチー)』

『ナーベラーンブシー』(へちまの味噌炒め)

※どちらも仕込み、皮むき面倒くさいのですよねー

これらのメニューがあればおおかた間違いない。

居酒屋で働いている方には分かって頂けると思うが『焼きナス』は正直、大変だ。

この浦添市にあるお店では大きなナス鳥串たちの隣に置いて炭火でゆっくり(10分ほど)焼き上げる。焼き上がったら水で冷まして皮を向き、またそこから一口サイズに切り出して・・・かつおぶし、おろししょうがを添えて・・・と。

これで…350円だ。

わたしも若かれし頃、チェーン店ではない大将と女将で切り盛りしている小さな居酒屋で働いていたのでよ〜く分かるが、これ、値段の割にめっちゃ手間暇かかっています。

バイト当時、オーダーを受ける度に次のような事を考えていました。

① どうしてこんな安い値段で設定するのか(バイト先も安かった)
② いっそのことメニューから外してくれ(小さな店で焼きナスのオーダーが入ると作業スペースが減少してしまう)
③ 良かったな〜お前(ナス)、出荷されたゾー!(小さな居酒屋だったので一週間もオーダーがなく、賄いの麻婆茄子になったこともある)

以上の理由からどうぞ居酒屋好きの皆様へ

馴染みの、出張先の居酒屋へ行きましてメニューにもしも焼きナスがありましたら是非、味わってお召し上がり下さいませ。

その『焼きナス』にはお店のこだわり、手間暇、そして愛情がギッシリつまっておりますので。
昨夜はちょうど焼き場正面のカウンターに座りじっくり眺めていたもので思い出した次第でございます。

その料金は適正なのか、調理工程を見せること=付加価値

『焼きナス』がベチョベチョで水分が多いようであればそれは冷凍保存されていたもの。まぁ350円でも良しとしましょう。

けれどもね、そのお店の 〜『焼きナス』が出来上がるまで〜 を最初(焼き網にパンパンのナスを置くところ)から最後までじぃ〜くりと見ているものですから、これを350円で出す〜?と思わずにはいられません。んーもっと料金を上げても良いのではないか。

と考えてしまうのは・・・

昨夜は客の立場でその調理工程を目撃していたからに他ならない。
(バイトしている側だった時は自分で手間暇かけていることが分かるから)

これが座敷からオーダーして「出来上がったの焼きナス」を見ても感じなかったかもしれない。

そして昨夜に戻る。

ん?まてよ、じゃあ串焼きは簡単に焼いているようにみえるけど、違うよな。
ちゃんとそれぞれお肉の大きさを整えるようカットして、串打ちして・・・仕込みをしているじゃないか。それがみえていないだけ。

最近ではその調理過程もサービス、エンターテイメントの一環と考え、オープンキッチンが増加しているのも料金を上げるための一工夫。

では、税理士業務ではどうだろう?

昔から、いや今もまだある「入力代行

※領収書等の打ち込みを税理士事務所側がやるサービス

この入力代行→

→通常はお客様から資料を預かり
→事務所で入力して
→お客様に納品

これが典型的なパターン。
そしてあまり感謝されないし、お金も頂けない仕事の一つ。

焼き鳥屋の例でいうと客の見えないところで仕込みする、ですかね。

おっ!ということは・・・
そのままお客様のオフィスでしばらく滞在させてもらいPCを開き、入力をしてみたら?

焼き鳥屋の調理工程ならぬ、「入力工程」をお見せするのです!!付加価値、付加価値♪

って、

だーれが喜ぶか!っちゅーの。

お客様側からすれば邪魔だ。

PC入力は事務所でやれ!と。
早く資料も持って帰ってくれ!と。

うん、聞こえてきます笑

調理工程・・・動きあり→見ていて楽しい

入力工程・・・ただただPCに打ち込み → 見ていて楽しい訳がない!

ということで、飲食業と比較してみると如何でしょうか。
我々の仕事であれば『入力工程』をお見せする(入力代行という仕事)だけではそれほどお金を頂けない、ということが分かります。

見せる、魅せる仕事

税理士業で、です。
さて、何でしょうか。
わたしもまだ分かりません。
でも見せる、魅せる仕事を

創らなければいけない

これだけは確かな時代のようです。
ヒントは他(多)業種にあり。
明日もアンテナ、広げていきましょう!

-ひふみ税理士の近況-

・焼きとりながた本店 →ホンモノです。関与先ではありません笑

ZOZO、オーダーメイドのジーンズ→数回履いてみたがポケットの使用感(手を突っ込んだ時に狭い)がどうしてもしっくりこないので使用をやめる。

・ゴールデンカムイ、最新刊14巻まで読破!なんだコレ、めちゃくちゃ面白いし知らないアイヌのお話がいっぱい。