簿記の資格はコスパが良い。簿記2級をお持ちなら税理士への支払いが300万円以上安くなる。

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事業者は簿記の資格を取るべき。

以前、税理士同士の集まりでこんな話題になりました。

「お客さんが簿記2級を持っていたら顧問料安く出来るんじゃない?」

これ、どういう意味かといいますと簿記の資格をお持ちの場合、

① こちら(税理士事務所側)の手間があまりかからない(問い合わせが少ない)

② 少し教えるだけで会計ソフトの入力も出来るようになる

③ ②の会計ソフトの入力が出来ない場合=業界では入力代行といって別料金が加算される。

※ここでいう簿記とは『日商簿記』をさしています。

以上の理由からそうでない場合と比べると税理士報酬を安くすることが可能となります。

タイトルでは簿記2級と書きましたが3級でも良いでしょう。税理士事務所(でも要らないかも)や大企業にお勤めでなければ簿記1級なんか必要ありません。実務で使わないものがほとんど多いのです。

大原簿記専門学校の社会人コース(Web通信)であれば受講料は2万円もしません。教室に通っても3万円もかからない。

税理士事務所へ入力代行を依頼すると単月で3万円以上、別途でかかることもあります。新進気鋭の税理士は代行をやらない方も増えてきました。(うちもやりません)

事業者様に簿記の知識があるか、ないか。
たったこれだけで生涯にわたり税理士事務所へ払う報酬が大きく変わります。入力代行を依頼しなくとも簿記の知識があると税理士への質問も減り結果、顧問料を安くすることも可能なのです。あまり同業は書きませんが。

わたしは現在手一杯のため顧問契約を受け付けておりませんが「俺、簿記の資格あるからさ、自分で入力出来るし、大体はわかるよ。訪問も半年に一回くらいで良いから」なんて最初にお伝えすると月額の顧問料が1万円は安くなる事務所もあるでしょう。

事業者様がいま35歳で60歳に引退としましょうか。
月額報酬が1万円の減額としても×25年で300万円の減額効果

簿記学校への投資が3万円

なんて利回りの良いこと!
2017年のビットコインもビックリ。

巷では、

簿記の知識がなくてもOK!

なんてキャッチフレーズでクラウド会計ソフトが流行っておりますが、そんなんで事業を進めたら税理士事務所にいいように顧問料を取られるだけです。この『簿記の知識がなくてもOK』・・・好きになれない言葉です。

簿記の知識って地味な扱いですが上記の通り事業をされていくうえで(そして税理士とずっと付き合っていくならば)はとても重要。簿記をあまり広めたくない層がいるのでしょう。国の財務諸表がずっと債務超過だからでしょうか。上場会社だったら上場廃止レベルです。これをみたら年金制度、いや日本国がいつ破綻しても驚きません。色々な準備を怠りなく。

-ひふみ税理士の近況-
・年末の法人税務調査一日目終了。
・初日は指摘事項、宿題一切なし、良いスタート。