税務署応援にいって懐うこと→2月16日に申告する人、3月15日に申告する人。


確定申告時期の税務署応援も無事、2日目が終了しました。

沖縄税理士会では毎年1月中旬に、

「貴会員の従事日は2月◯日と、3月◯日です」

と通知が届きます。

この応援、都会の税理士会の中には努力義務のところもありますが、沖縄は人員が不足しているためか強制です。どうしても都合が合わない場合、(面倒ではありますが)変更は可能。

まぁこればかりは仕方がないので、この時期だけは旅行のスケジュールを入れず、渋々仕事を行います。

ほんの少しですがお小遣いも支給されます。
わたしはこのお小遣いをその日に飲み代で使い切ってやる!がポリシー
事実、昨夜も使い切りました(笑) ※正確にはお小遣いは後日振込

2月16日に申告できる人、3月15日までかかって申告する人

どうせ応援に行くなら何かを得よう!
基本的には人間ウォッチングをしています。
もちろんバレないように(笑)

税務署の方は優しいか
納税者は確定申告についてどんな気持ちなのか
納税者にお会いして資料を見る前に職業、年齢、家族構成を予想するクセをつける

昨日は3月8日
わたしからすると「遅めの申告日」
この日は税理士応援の最終日でもあり、来週からは税務署職員+αの方が総動員して行います。

長年、一度はやってみたいなぁと思っていることの一つに初日申告した納税者50名と、3月15日に申告した50名を集めて「2月16日(以前)に申告した人、3月15日に申告した人」100名全員を当てる!というものがあります(実現は絶対しないでしょうけれど)

ヒアリングタイムは30秒で充分
どんな申告内容だったかなどは一切質問してはいけない。

それでもわたしはこの問題、かなりの確率で当てる自信があります。
洞察力を磨く良い勉強にもなる。

ここから先は実際に見ていないので推測ですが、
前者の50名と後者の50名とでは、

・しゃべり方が違う
・身だしなみ(決して綺麗、汚いとかではない)が違う
・自分の部屋の片付け具合が違う
・マイカー、車内の片付け具合が違う
・日々資料のまとめかたが違う
・そしてなによりお金に関するリテラシーが違う

と予想します。

これは良い大学を出たから、確定申告の知識がある、など関係なく。
「お金」の勉強が不足しているのだと思います。義務教育では教えてくれません。
わたしは文部科学省が「わざと教えていない」のではないかと勘ぐってしまう。

でなければこんなにも多くの国民が消費者金融を利用しないし、斜陽とはいえパチンコ屋も繁盛しないし、レオパレスなんかも建てない。

わたしが消費者金融かレオパレスの営業マンで、(絶対にあってはならないが)2月16日か3月15日、どちらかの申告者リストを譲ってもらえる、と言われたら絶対後者のリストを買うだろう。前者は手強いはずだ、と敬遠する。

(武富士のオーナーは創業当時、団地の郵便受けをみてまわり郵送物が溜まっている人、雨の日にも布団を干すような人に貸すと貸し倒れリスクがあるので貸さなかった、という逸話があります。この理論だと貸す対象は2月16日申告か?期限後申告には貸さないか)

そのくらい、搾取しようとするものはなぜか頭が良いのでそこ(提出日)をちゃんと見てくる。

この記事を書いた納税者さんはもう確定申告を済まされましたか?

わたしの勤務時代、とても稼いでいる経営者様が「2月◯日に申告して」(新月の日を指定)とリクエストされたことを今でも覚えています。

また別の稼いでいる方からはハッキリと「最終日の申告は恥ずかしいからやめてくれよ」と言われたことも。

こうリクエストすると「おっ!この方は違う」
と税理士から一目置かれますので是非一度、お試しあれ。

-ひふみ税理士の近況-

・昨夜はこの夏、同じ宜野湾市(しかも同じ大山という町内!)で開業されるイクメン税理士とご飯。税務署応援に来た他の方にも声をかけてみたのですが、忙しいようで断られました(笑)