手紙〜沖縄で十五の春を迎えた君たちへ

2019年3月9日は沖縄県内各地の中学校で卒業式

・税理士という職業に興味を持ち始めた姪っ子

・十数年前に県外から引っ越してきた友人の長男
まだあんなに小さかったのに・・・
女手一つで育ててきたお母さんも本当にお疲れ様です。

来週には高校の合格発表も控えています。
結果は神のみぞ知るですがどんな結果になろうとも
それは長い人生でたった一つの通過点。

気楽に待ちましょう。

手紙〜沖縄で十五の春を迎えた君たちへ

40のおっさんが
父でも母でもない近所のおっさんが
面と向かって語ると説教じみてしまうので文字で書いてみます

また、親ではないからこそ言えることもある
しかし全てこの通りに実践する必要はもちろんない
いや実践すると友達が減るかもしれません、気をつけよう
勝手な未来予測も入っている
変なやつだ、と言われるかもしれないので周りには黙っておこう

部活動

君は本当にその部活動が好きか?

・それは仲の良い先輩、友達に誘われたから
・親が言うから
・中学でもやっていたから…というだけでは?

好きなら入ろう
好きじゃないなら入る必要なんかこれっぽっちもない
進路に影響?
それも関係ない

僕は中学から高校の6年間
部活動をやったことがない
いや正確にはサッカー部に一ヶ月だけは入っていた

入ってすぐに分かったんだ
好きじゃない(合わない)ってことに

部活動を辞めること
僕の親は認めてくれた
(事後報告だったかもしれないけど)

世間でもスマホの会社でも
何事も継続、ケイゾク、っていうけれど

好きじゃない
合わないって感じたらすぐに辞めて良い

このとき
すぐに辞めたい!と思ってもなかなか言い出せないかもしれない

・親が怒るから
・先輩が怒るから
・友達に根性なしって笑われるから

こんなつまらない理由で好きでもないことを我慢しない
ちょっとだけ勇気を出して
一瞬だけだよ

もっと他にたくさんの
君たちに合った楽しいことを見つけられるから

アルバイトとスマホ

スマホ代は自分で払おう
2019年の今はね
通信料もだいぶ安くなったんだ

月に一日だけ
朝から夕方まで働いたら
もうその月のスマホ代を稼げてしまう
良い時代になったもんだ

それでね、親にこういうんだ
「自分のスマホ代は自分で払うから自分で契約したい」って

ペアレンタルコントロールや
フィルタリングなんてそんな機能は外してしまえ
誰だ、こんなの考えたの

もう中学生じゃない
自分のことは自分でコントロールできる

そりゃちょっとした事件
事故もおこるかもしれない

でもこれは大人も同じなんだ
恥かしいことなんだけど

僕らは小さいころにスマホがなかったから
大人になったいま、実は使い方がまだ良く分からないんだ

でも君たちはちがう
いまからスマホに触れて色々な経験、体験をして
大人になった時には
僕たち以上に立派な使い方をしているよ

本当は高校に行かないでアルバイト

僕はどんどん働くべき
色んなアルバイトをすべきだと考えいる

これはなかなか同意見をもらえないんだけど
もはや大部分の人にとって高校っていく価値がない

僕は生まれ変わったら絶対に高校なんかいかない
小学校ももういいかな(笑)

勉強はやろう!と思ったらどこでも誰でもチャレンジ出来ます
それにやろう!と思わない限り、目の前でどんな素晴らしい先生が教えてくれても意味がない

僕も実際に(商業)高校で勉強した記憶がない
それはきっとそろばんが得意で簿記が好きだったから

本当は勉強していたのかもしれないけど
勉強がキツかった
という記憶が本当にない

さっきの部活動の話に似ているけど
「好きっ」てこんなもんじゃないかな

それでね
アルバイトも最初の1社目が実は肝心

全国チェーンの「マニュアル」って本や
研修という名の勉強会があるようなところは避けてみよう

オススメは親に聞くこと
親に「お父さん、お母さんのお友達の会社でどこか僕(私)でもバイトできるところない?」

これで親の人脈の深さを知ることが出来るよ
いい?広さ、じゃないよ”深さ”がわかるよ

これを聞いて
「まだ高校生にアルバイトは早いっ」

って怒鳴り散らされたら
その晩、家を出ていこう
そしてその時は尾崎豊の僕が僕であるためを聴きながら出ていこう
※ このテーマなのに尾崎の卒業ではない(笑)

なぜアルバイトが必要なのか、貯金は一円もするな

経験、体験を買おう
いましか出来ない経験、体験だ

人生で一番遅くまで起きることが出来るのがこの時期(笑)

お小遣いは一般家庭の場合、限度がある
それが現実

でも諦める必要は全くない
それを叶えてくれるのがアルバイト

高校生の年齢のうちは当然お酒を飲む付き合いなどはない、多分
車も必要ない(バイクは買えるけど)

僕も洋服とアクセサリーと旅行には相当お金を使った
(洋服とアクセサリーは無駄だった…)
そして今も旅行に使っている

え、貯金は?
そんな微々たる額を貯金に回し
好きなことを我慢して何になる

それ、公務員の先生が言ったことでしょ?

大人になって自営業をやってみると
高校生3年間分のアルバイト代なんか
一瞬で稼ぐことだって出来る

そんなもんだよ
だから好きなことを我慢しての貯金
親に言われたからの貯金には意味がない

ただ、好きな事を実現するための貯金は必要!
言葉は似てるけど意味は大きく変わってくる

それでね
本当に誰にもいったらダメだよ
この後、日本円の価値は大きく下がるから
本当はあまり貯金しないほうが良いんだ

ちょうど社会科の授業で習わなかった?
鎌倉時代や室町時代の徳政令という制度

これに似たことがこの先きっと起こる
いまの(いまも?)政治家は問題を先送りにしているだけなんだけど
その限界がもう近づいている
先にアメリカや南ヨーロッパのほうが危ないけれど
(沖縄ネタでいうと、トランプが「米軍基地の思いやり予算」アメリカの予算も底をついたからもっと増やせってさ)

だから日本円を貯めることよりも

好きな経験、体験にお金を使って
人生の経験値を貯めることをオススメしています

仲の良い友達は100人もいらない

一年生になったら♪なんて童謡がありますが
本当に友達が100人出来た人を僕は知らない

いい?
友達は出来るだけ”少ない方が良い”からね

だってそうさ考えてごらん
本当に仲の良い友達が100人もいてごらん
誕生日パーティーを1年に100日もやるのかい?

大人になるともっと大変だよ
結婚式にたくさん出ることになるし
もっと大人になると葬式にもたくさん出る必要がでてくるよ

友達100人〜ってのはそりゃ経済面から考えると
”つながり”が沢山あってくれたほうが良いのだろうけど
個人で考えると大迷惑(笑)

時間がいくらあっても足りない

友達が少ないことを心配しない
本当に理解ある人が一人でも入ればそれで充分
いやいなくても大丈夫
ネット上で気の合う人はどこででも見つけられる
そんな素敵な時代なのです

外国語を勉強する前に現地へいって地元のメシを食え!

勉強している人
携わっている人に先に謝っておきます

ビジネスで使う必要がある!
そんな方にはやっぱり必要
医者、役者、翻訳家、が頭に浮かびます

でも一般的な僕たちには今後
ますます必要ありません

それは海外ならどこでも良いので
ツアーじゃない海外旅行へ出た人なら分かります

自動翻訳機があるから?
それも一部あります
(翻訳アプリも年々精度があがっている)

でも一番の理由はこの10年、20年
インターネットの影響で世界各国の
生活スタイルが近づいていることにあります

僕も外国語はほとんどしゃべれませんが
本当に片言の英語とジェスチャーだけで通じます

昔はアジアに行くとウォシュレットの
ジェスチャーをしても理解してもらえなかったのですが
いまや常識(このジェスチャーは恥ずかしいデス)
※アジアはいまもウォシュレットはあまりない

それよりもいまの君たちは特に食べ物の好き嫌いが
多くなっている傾向があるように見受けられますので
現地のご飯がお口に合うか早めに行って試すべき

きっと日本食、親の作るご飯のありがたみが分かります

いや、あの味が忘れられない!
そうなった君はソッコーで海外留学を検討しましょう
外国語を学ぶのはそこからで良い

コツコツ現地に行かず勉強し
大人になっていざ現地へ行った結果
「あれ、俺(私)この国は好きになれないな」
ってなった場合、これ以上残念なことはない

最後に

なんだこいつ
適当なことを言って
そう思って頂いて構いません

ただこの後高校に進学して
その後、無事社会に出れたとき
また、色々起こって違う道へ進むかもしれません

そんな
楽しい時
つらい時
ふとした瞬間
こんな話をしていたヤツもいたよな
そう思い出してくれたら嬉しい

ちょっと古い歌になりますが
ぼくの好きな唄の中にこんな歌詞があります

でこぼこ道や
曲がりくねった道
地図さえない
それも人生

川の流れのように
美空ひばり

※作詞はいまも活躍しているあの方

グーグルマップでは決して出てこない
君だけの道

この後の人生も楽しみましょう