広島県の厳島(宮島)
そこで暮らす子鹿から厳島神社の見どころをいくつか紹介してもらうひふみ税理士
インターネットも便利ですが、こうやって人づてに(鹿づてに?)観光スポットを紹介して頂けると助かります。
これが子鹿から「観光スポットの紹介」ではなく、社会保険労務士や司法書士から「お客様の紹介」であれば独立当初だとなおのこと助かります。
え?
どんなお客が来るか分からないから紹介はちょっと怖い?
そりゃお見合いのようにお互いどんなものかがよく分からない中でのご対面!〜であれば少しは緊張するかもしれませんがちゃんとした紹介方法を確立させておけばその心配も御無用。
今後、独立開業予定の方に強くおすすめしたいのが、いま(勤務中)から社労士さんや司法書士さんと仲良くなっておこう!という話しです。いや、税理士事務所で修行する前に仲良くなることの出来る税理士事務所を探そう、でしょうか。
こんな税理士事務所に入ると独立後に苦労する
どうやったら社労士、司法書士と知り合いになれるのか。
(前回の広島セミナーで実際にあった質問より)
「うちの事務所は大型税理士事務所で社内には社労士や司法書士もいますよ。なんだったら弁護士まで。だから知り合いは沢山います」
なんて喜んでいられるのは勤務中だけ。
独立後、彼らからの紹介を期待してはいけません。
仮に紹介があったとすると、彼らが所属する税理士事務所から罰せられます。所属する会社(大型税理士事務所)と競業する税理士事務所(あなた)へ許可なく仕事を紹介してはいけません。後々揉める要因のひとつとなりますので絶対やめましょう。
出来ることといえば独立後に(社労・司法の)業務に関することを質問することくらいでしょうか。これも数が多くなると煙たがれるのがオチ。自分は独立しても彼らは雇われのまま。ギブ・アンド・テイクの関係にはなれません。
ですからまだ税理士事務所にお勤めでない!という方は税理士事務所内に社労士・司法書士がいない、またはガッチガチの提携先がない税理士事務所への就職を検討しましょう。まぁ零細・中小の税理士事務所であれば大抵大丈夫でしょう。
探し方①〜インターネットから見つける
沖縄本島から石垣島へ行くと急に寂しさを感じます。
あぁ離島に来たなぁ〜と。
そして、そこから船で3、40分かけて更に離島の西表島などへ行くとより寂しくなる。
「ひ、人がいない、ど田舎じゃん!」と、こんな感じ。
で、その秘島で2、3泊してから石垣島へ戻ると今度は都会に戻ってきた感じがするものですから不思議。数日前、沖縄本島から着いた時に感じた気持ちとは真逆。
これと同じことが(特に沖縄の場合)士業ビジネスでもいえます。例えるなら、
・沖縄本島= 一般業界
・石垣島 = 税理士業
・西表島 = 社労士業
・波照間島= 司法書士業
(例えた島がマニアックでスミマセン)
税理士ってまだまだホームページを持っていない事務所多いよなぁ、なんて言っているのは9割方、税理士事務所関係者。
是非、あなたの街の社労士さんをインターネットで検索してみて下さい。きっと税理士より少ないですから。
そして次に、あなたの街の司法書士さんをお探し下さい。事務所のホームページは幾つ見つかりましたか?きっと社労士と比べてもグーンと少なくなったはず。
しかも、司法書士さんでは気をつけるポイントがあり「過払金返還請求」をメインとしている司法書士さんはカウントしなくて良いでしょう。理由?このブログをご覧の読者さんであればきっとウマが合いません、それだけ。
次に、気になった社労士さん、司法書士さんとどう仲良くなるのか。
現在が勤務中であれば(で、その所属する税理士事務所に提携先がなければ)自分が担当する顧客で必要があった場合に紹介すれば良いのです。
「お会いしたことはないのですがあの◯◯という社労士、ブログの感じが良いんですよねぇ」、「ホームページを見たところ、僕が頼むならあの司法書士かなと思いまして…」と説明します。
で、実際に顧客が社労士、司法書士事務所へ行き「どこで弊社を知りましたか?」との質問に「うちの担当税理士が御社を勧めたもので…」と言ってもらえればしめたもの。
※ ポイント〜顧客には「事務所まで行って何か分からないことがあれば僕の名刺渡してもらって大丈夫ですから!」と伝えて(名刺も顧客に余分に渡して)おきます。
あとはジィ〜と黙って社労士さん、司法書士さんから御礼の連絡が来るのを待つのみ。
来なかったら?
それまでです。
自分の見る目が外れたのです、次、行きましょう。
この方法は時間がかかるからこそ、独立前にやっておきたい。
探し方②〜担当先が既に契約している社労士、司法書士から
実際に早く、確実な方法はこちら。
いま、わたしの顧問先で社労士さんと契約されている方は80%超といった感じ。
ですから率直に「いまの社労士さんどんな感じ?」と聞いてみます。
これがなんといいましょうか税理士業と似ています。
大型社労士事務所の場合、大抵は顧問先様からの評判は宜しくない。というのも、県内の某大型社労士事務所の場合は担当1人で70〜100件も見て回っているのでどうしたってレスポンスが遅くなります。
そして、こういう走り回った担当者さんから紹介を受けることは今まで一度もありません。そんな余裕はないのでしょう。また、わたしからも積極的に声をかけることはしません。
反対に、数は少ないのですが少数精鋭で所長自らも足を運ぶ社労士さんに出会う機会もあります。こんな時こそ、どんどんこちらから絡んでいきましょう。
特に顧問先様の助成金申請が必要になる場合、協業することがあります。ここがチャンス!「あ、この税理士とは一緒に働きたいかも」と言わせる動きを見せれば良い。向こうも向こうで同じことを考えているものです。
それでは司法書士は?
これもポイントがあります。
いま県内で若手(40代以下としましょう)司法書士と呼べる方がなかなかいません。
いても件の「過払金返還請求」がメイン業務のご様子。
※過払い金返還請求〜個人的に言いたいことはヤマほどあります。
う〜〜ん、困った。
わたしは司法書士さんも顧客から、正確には顧客の資料から選択していきます。
司法書士さんと顧問契約している方はさすがにとっても少ないですからお客様で不動産の売買等があったときが見つけ時!
その際によ〜く、司法書士さんの資料を見て下さい。
源泉税の計算がひとクセある、登録免許税も含める、また交通費を頂く慣習からちょっとお固い司法書士専用の請求書・領収書になっていませんでしょうか。
ここでオリジナルのフォーマットを使っているような司法書士さんを見つければ、もうその方に猛アタック(笑)
とはいってもほんとにごくごく少数なので他には請求書・領収書に日付を入れていない先生も多く見受けられるのでここで判別します。(もちろん、毎度日付を入れないような先生はご遠慮します)
あとは、医療法人の顧問先が多いため、一つの顧問先様につき、毎年必ず一回は司法書士さんと接点があります。若いうちは顧問先を通して資料の受け渡しをするでなく、司法書士事務所まで出向いたものです。(これも喜ばれます)
紹介の受け方
以上、地道な作戦により複数の社労士さん、司法書士さんと仲良くなりお蔭で前職時代より数々のご紹介を受けました。(こちらも紹介しています)
類は友を呼ぶ
といいますがまさにこの通り
税理士も千差万別ですがそれは社労士、司法書士も同じこと。
独立した今、
実は紹介を受けるのがとても簡単になりました。
そして失敗も限りなくゼロに近づきます。
その方法とは、
社労士さん、司法書士さんに
「ひふみ税理士というのがいるけど先にブログを見てみて。で、もし良ければ問い合わせしてみてね。こっちの名前出しても良いからさ」
とお願いするだけ。
時間はかかります。
が、
間違いのない三方良し(顧客、自分、紹介者)、最強の方法です。