税理士はどのくらいの実力、知識を付けてから独立すれば良いのか

佐世保市
弓張岳ちかくのホテルから
く、雲ばかり・・・

どのくらいの実力があれば独立しても大丈夫か

去った11月30日
今年最後の自主開催セミナー(税理士独立開業)を福岡市で開催してきました。
(ブログオフ会最終は12月28日、沖縄県宜野湾市にて開催)


セミナー後は糸島、呼子、佐世保、嬉野温泉に寄りながら九州北部を満喫



2019年自主開催セミナーは5件

3月   広島市
4月   山口市
6月   大阪市
6月   東京
11月 福岡市

と計5回の独立開業セミナーを実施
(下半期は旅行に行き過ぎて一回のみ・・・)

ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございます。
2020年は別の企画でまた全国各地に行く予定です。
興味のある企画でしたら是非。



さて、この独立開業セミナーの中で必ずといって良いくらい毎回質問されるのが「どのくらいの実力、知識を付けたら独立しても大丈夫でしょうか」です。


わたしの答えは「それなりの料金を支払ってセミナーに参加される覚悟をお持ちであれば大丈夫!」なのですがこれだと「では参加するだけで独立できるのか」と勘違いされる方も出てくるかもしれませんので具体的に例を挙げてみます。


・税理士登録をしている、する予定
・年末調整業務をしたこと、確認したことがある
・法定調書合計表を作成したことがある
・償却資産税の申告書を作成したことがある
・所得税の確定申告書を作成したことがある
・法人税の確定申告書を作成したことがある
・消費税の確定申告書を作成したことがある

以上の経験があれば最低限の実力&知識は兼ね備えています。これらって税理士事務所に勤務していればそれほど難しくはないですよね。

 


次に以下の経験がいくつかあれば「鬼に金棒」でしょうか
通常業務にプラスして業務メニューを増やすことが出来ますので。

・相続税・贈与税の確定申告書を作成したことがある(簡易でOK)
・税務調査の対応をしたことがある(何税でもOK)
・顧問先の融資実行のお手伝いをしたことがある(簡易でもOK)
・個人事業の法人成り作業
・医療法人の法人成りの手続き一切
・給与計算の代行(推奨しませんが知っていると何かと役立つ)


「俺、わたし、その経験がない!だから独立ちょっと待とう・・・」と、焦る必要は一切ありません。今では個別にレクチャーしてくれる税理士(医療法人成りは行政書士も)はネット上で簡単に見つけることが出来ますので経験がなくとも「教わる」ことが可能です。(わたしもお伝えすることができますので自信の無い方はお問い合わせください)




以上、独立開業するための税務の実力・知識はそれほど必要がないことが分かってもらえたかと思います。

大きな税理士事務所のBOSS税理士さんより、これから独立を目指す皆様のほうが実務にも精通しているものです。ここだけの話、わたしも手書きで年末調整業務出来るかどうか問われると怪しいです・・・


あとは少しの軍資金と、それこそ覚悟でしょうか。
その軍資金も独立前から銀行や公庫と仲良くしていれば独立前に借りることも出来ます。

久しぶりに自分の通帳を見直してみましたが独立したのが2018年2月1日、ですが独立前の2018年1月25日には通帳にちゃっかり入金されています。有給消化などまったく出来なかったわけですが、独立前にちゃんと「動いていた」証拠です。


独立してから
「借り入れする」
「銀行口座をつくる」
「ブログ、ホームページを作成する」
「名刺をつくる」
では遅い。



独立時の(最低限は必要ですが)実力・知識よりも
用意周到に独立準備をすることが出来ているか?

これにかかっているといっても過言ではないでしょう。

 

コメント

  1. k.y より:

    読むだけで、税理士さんの無限のパワーを感じます。知識の武装。

    • sakai motoi より:

      わたしはたまたま税理士ネタで書いていますが、
      誰でもどんな事業でもやりようでいくらでも!