沖縄のバス会社、運転手が相当不足しているのはスマホ禁止のせいでもある。

沖縄県宜野湾市大山、
県内の主要道路、
国道58号線沿いにある「大山バス停」

落書き、
時刻表はボロボロ・・・

スクール☆ウォーズ、
ビー・バップ・ハイスクール・・・
の時代ではなく2019年6月の風景だ。

このやさぐれているバス停、
恥ずかしながら(本当に情けない…)我が家から一番近いバス停である。

運転手が来ない=スマホを触れないから

近年、高齢者が運転する自動車事故が増加、そして「運転免許の自主返納を」「バスで移動を」という流れの中、沖縄県内では各バス会社(琉球バス、沖縄バス、那覇バス、東陽バス)が運転手不足を理由に地方路線で多くの減便を発表しました。

運転免許証を持っていない知人も「最近バスが減って不便!」と嘆いていましたが、地方(沖縄中南部の主に東海岸沿い=観光客の少ないエリア)は更に減便されます。

この運転手不足の理由は幾つか考えられます。

・まず第一に給料が低い

あるバス会社の初任給は増加して153,000円!
(2017年まではわずか134,000円)
時給換算するといくらになるのでしょうか。
責任と報酬が釣り合っていません

※ このお給料でクレーム対応、安全運転に気を遣う…
わたしには出来ません、スミマセン。

観光バス会社に人材が流出

給料は多少良い、
労働条件・環境も多少良い、
休みも取りやすい(土日祝はNG)

・アイキャッチ画像のバス停よろしく、
沖縄バス業界を取り巻く雰囲気がよろしくない

毎日、このようなバス停を見ながら仕事をするのか

それとも、

沖縄西海岸、北谷の青い空、海を見ながら仕事をするのか

アナタがいま学生であればどちらを選ぶだろうか?

今なら給料も飲食業の方が高くなりました。

仕事仲間とお喋りしながら。

時にはお客とも楽しく賑やかに。

服装も自由。

スマホも仕事の合間にちょいちょい触れる。

今、スマホ世代の若者に、

仕事中にスマホを触るな!

実はこれが一番キツイ。

いや、若者だけではない、
チビっ子を育てるママさんたちも
いつでも保育園、学校と連絡が取れるために、
と仕事を選ぶ。

報道では今後、
4社統合で効率よく、
自治体連携、
賃金改善、

と書いているが果たしてどうだろう。

休憩をもっと多く取らせてスマホくらいOKしたらどうだろうか。

「何をバカなことを、運転手たるものスマホ禁止は当たり前だろ!」
とお叱りを受けそうですが、そんなことは百も承知です。

ただ、わたしが言いたいのは「だったら若者はその業界には来ませんよ」と。

たとえ賃金がいまの倍になったとしても果たしてどうでしょうか。

6/27にオープンする県内一大きな商業施設、サンエーパルコシティ。
ここではオープニング時給が1,500円でも人が集まりませんが?

一日でも早い自動運転の時代が来ることを願っております。
(基幹道路の自動運転はそんな遠い日のことではないでしょう)

もう金額ではなく働き方、

「働きやすさ」
が働く側の決め手でしょう。

昔は花形だった
キャビンアテンダント
美容部員も

仕事中のスマホ使用は(基本)禁止。

そのため若い世代の入社が激しく減少・・・
給料も相当上げているにもかかわらず。

タイトルにあげたバス会社だけではなかったようです。

令和時代の求人キーワードは、

「仕事中にスマホOK」

で間違いないでしょう。

えっ、
税理士事務所?

スマホがないと仕事にならないですよ。