画像が粗いですが、2017年9月たまたま行った札幌ドーム日ハム戦。
幸運な事に大谷君の渡米前登板に巡りあえました。
森野コーチの申告内容にちょっと待った
今日は久しぶりにプロ野球(元)選手の税金ネタが飛び込んできました。
古くは昭和２９年に通達があったプロ野球球団への優遇措置。
ようは親会社(読売、各鉄道会社、映画会社など）の広告塔、子会社であるプロ野球球団への資金援助は広告費として損金になりますよ、と。
これが一般の会社でしたらやれ寄付金だのなんだのと損金になりません。
当時の新聞、鉄道、映画会社は相当稼いでいたのでしょう。国税庁長官までも丸め込んでいたみたいですしね。
ん？今も似たような事が…
さて、森野コーチの件。
スポーツ選手特有の諸経費もあるでしょうに。
さすがに女性用のアクセサリーは頂けませんが、
・ハワイへの自主トレ渡航費、
・紳士服（全額か一部かわかりませんが）、
・外食（上記同様）、
この辺り、担当の税理士でしたら是非戦いたいところです。
本人曰く「体づくりのため栄養を摂取する必要があった。衣服なども公の場にふさわしいものが必要」との事。
まぁ想像するにプライベート分もなんでも入れていて、かつ尋ねられた時に明細もないので上手く回答出来なかったのでしょう。そして悪質と認定され→リークされるというパターン。
※細かく公私を分けていれば結果は180度違っていたかもしれません。
国税が「おい現役の選手たちよ、いい加減な確定申告はするなよ！」
こう囁いてくるのが聞こえる選手も何名かいるのでは。
そういえばとあるスポーツ選手で地方のチームを転々とし、毎年違う税務署で申告するという方もいらっしゃいました。
プロ野球選手は球団の指定する特定の会計士・税理士事務所が独占しているようですが、財力・コネクションのないスポーツチームは選手の確定申告を各自に任せているケースもあります。
私も某選手からありとあらゆる領収書を渡されて困惑した苦い思い出があります笑
え？車代全部経費で落としてくれないの？じゃ税理士代えるわ。
年下の選手にこう言われたことも。当時はムッときましたが、そりゃ２０歳そこそこで2,000万円、3,000万円がポンっと入ったら金銭感覚はおかしくなりますね。
しかし有名人の確定申告はほんとに興味深いです。
サッチー「領収書は私の頭の中にある」（勿論認められません）
板東英二のカツラ・植毛代問題。本人は容姿を売りにした芸能人でないのでダメとの事でしたが、ではジャニーズやアイドルならOKだったのか。
歌舞伎界、ご贔屓筋からの祝い金問題などなど。
長者番付は廃止されたが業種別で公表されているものがある
２００４年度分を最後に中止された長者番付（高額納税者公示制度）
子供の頃からこれが大好きでした。
気付けば最初に勤めた大型税理士事務所のBOSSがこれに載っていまして。入社前からどんな税理士事務所か興味津々。それもあってか入社試験の際には私の目が（別の意味でしたが）輝いて見えたのでしょう、お陰様で西表帰りの変わった私でも入社出来ました。
※長者番付について
当時なんであの芸能人が載っていないか、など話題になったこともありました。有名なのが島田紳助、SMAP中居君など。前者の方は次から次へと不動産投資されうまく節税をしていた、後者の方はわざと期限後申告をしていたなど。いやぁ億が、もとい奥が深いです。
そして長者番付に少しでもご興味があった方におすすめしたいのが国税庁が発表している統計情報です。現時点での最新版が平成２８年度分
この中のP１１５、
サービス業（職業選手etc）の項目で
所得金額が２０億円超〜５０億円以下に１名。
これはテニスの錦織選手が濃厚ですが
２位の１０億円超〜２０億円以下がわかりません。
マー君はもうアメリカへ行っていたはずですし
石川遼選手ももう旬じゃないし・・・
真央ちゃん？
どなたか分かる方がいればお知らせ下さい、
気になって気になって笑
なお数年前の統計では文筆・作曲家部門に
１００億円プレイヤーが１名いました。
凄いですね。
古くは「川の流れのように」からAKBまで…
参考までにこの統計表、
税理士の項目もありまして所得１億円超が９０名ほどいます。
２０１８年プロ野球選手の年俸１億円超えが８５名ですから、
税理士業界もなかなか捨てたものじゃない？
【編集後記】
本日は朝から関与先様訪問を２件。
lunchは久しぶりにスープカレーのあじとや北谷店。人材不足が深刻でしばらく夜の営業を休止するとの事。ファンとしては早く夜の営業再開を望みます。