午前中、新規関与先様のオフィスにて。社長の愛犬が僕の膝の上から離れません。
僕が犬好きなのがわかるようですね。
ある程度の資産家は真正面からの相続対策には限界が…
確定申告も終わりいよいよ通常営業！
といいたいところですが、
数字・比較が大好きでお客様のリアルな数字を
確認しながら提案事項を探しております。
※以前にお伝えした銀行金利以外も含めて。
今回はある程度の地主様向けに。
沖縄の軍用地や一般住宅、商業地。
ご存知沖縄土地バブルの影響でいまや庶民が手を
出せないレベルに到達したことは何度かお話しした通り。
そして資産家たるや各方面から色々な投資話が。
勿論、簡単に乗っちゃいけません！
建築会社の営業パンフを見ると確かに相続税は減りますが、
絶対「お金」は減ってますからね。
大◯建託や◯◯パレスとかはもう・・・ねぇ。
5億、10億円超の財産をお持ちの方も何名かおりますが
1億円、いや5,000万円ほどの財産を生前贈与しようと
すればすぐに50％近くの税金がかかったりしますし。
資産家にとって相続「税」対策は八方塞がりと
いっても過言ではないでしょう。
借入保証人になっても課税されない、銀行を味方につける
その中でちょっと異端な相続対策を一つ御紹介。
息子様、娘様が二十歳になったら、
記念に？お父様(お母様)の所有する空き地に、
収益物件を建てさせましょう。
取り壊したい建物があっても大丈夫です。
ご子息に壊してもらいましょう。お金を借りて。
さすがに子供にそんなお金はないよ。
建築資金贈与してもまた税金もっていかれるんでしょ。
大丈夫です、不要です！
できればご子息が用意する頭金はゼロで銀行交渉しましょう。
その方が家賃収入後の返済が大きくなって、
無駄遣いが出来ません。
その代わり、お父様、お母さんが借入の保証人になり
その建設予定地を担保提供して下さい。
七光があれば(失礼！)頭金ゼロ円でもいけます。
ここは支店長と直接交渉して下さい。
支店長決裁を利用しましょう。
常日頃、銀行にどれだけの評価をされているのか？
ここで試してみましょう。
もし渋ったら？
他行へ資金を引き揚げればよいだけです。
ご子息を早期に不動産オーナーにさせるこれだけのメリット
ここまで提案してもまだまだ不安があるようです。
しかし私の予想通りこの作戦は実行後、
以下理由からなかなかの好評を頂いております。
親側からみたメリット
・20歳、大学２、３年生で不動産オーナーになるので、
周りの同級生よりちょっと大人に。自立心芽生える。
・税金の苦労、というよりどういった税金が発生
するかを若いうちから知ってもらえる。
いくら教えるよりも経験がものをいう、です。
・(今は)土地から購入するとキャッシュフローがまわらない、
しかし借入金は建物分だけ、
かつ頭金をほとんど入れなかったので程よい資金繰りに。
儲けすぎず・損する事無く。
・親の事業、苦労をわかってもらえる。
将来の事業承継時、スムーズに。
今回のブログで最も言いたいことはここです。
相続税対策ではなく、相続対策です。
ご子息が沢山残した相続財産を減らしていくようであれば
本末転倒です。しっかり不動産の勉強をさせる！
これが一番の相続対策だと思っております。
子供側からみたメリット
・20歳、大学２、３年生で不動産オーナーになるので、
周りの同級生よりちょっと大人に。自立心芽生える。
(親同様)
・普通に就職してよいのか？
銀行借入、不動産管理会社等とのやりとりで
世間一般が少しだけ同級生より先に見えてくる。
＝将来について客観的に考えることが出来る。
(いきなり不労所得を目指せというわけではない)
・友達に自慢できる笑
なお実際に実行した息子様から聞いたデメリットですが、
「借入金を背負うのは怖かった」です。
これも一年すれば消えたようですけど。
【編集後記】
午前中は新規関与先様の会計入力指導。
入力代行は受け付けておりませんが、
入力するぞ！という熱意があれば自社で決算が組めるまでにご指導しております。
不安だなぁという方にはいつもこう伝えます、
「スマホを使っているならば会計入力は必ず出来る！」
お昼は甲子園選抜決勝を自宅で観戦。
うーん独立の醍醐味です。
大谷君のメジャー初ホームランニュースも
我が事のように喜びました。
夜は確定申告のお客様と会食。
久しぶり国際通りでしたが台湾の連休も重なって大賑わい。