旭山動物園、有名なアムールヒョウを下からのぞく。
昔々、閑古鳥が鳴いていた頃から知っている身として
見せ方 ↓ を変えた後の大盛況は我が事のように嬉しいです。
ジャンプすると触れます!が、係のオジサンに怒られますので我慢しましょう。
スタッフ10名、1年半で税務顧問先が200社増加!
むむむ?
ひふみ税理士事務所にあった某業界誌、
上記のような景気の良い税理士事務所の記事がありました。
まだスタッフが10名ほど、
若手、バリバリ営業得意な税理士先生
(求人会社の広告は出ますが、どういうわけかこの事務所のHPに辿り着けず…)
すごい!
こんな営業力をお持ちでしたらきっと他業種でも上手くやれるのでしょう。
最初はそんな気持ちで読んでいましたが読み進めていくうちに僕とは方向性
が違うなぁと感じてきます。
注)これは個人の感想であり感じ方には個人差があります。
僕の目指す税理士事務所とここが違うかな。
記事にはこう書かれていました。
① 顧問先が増えすぎて立上げ業務に限界(自分で仰っている)
② 顧問先が増えすぎて職員採用に限界(これも自分で仰っている)
③ 求人広告にはハッキリと給与は固定残業と明記
④ 顧問先のほとんどが記帳代行
さて1点ずつツッコミしてみましょう。
① 顧問先が増えすぎて立上げ業務に限界
→セーブしましょうよ。こちらはどうやら新設会社が多いようです。
僕は「立上げ」こそ大事に、ゆっくり、丁寧に行うべきだと思います。
このステージでお客様と一緒に資金繰りを練り、経理の仕組みを考え、
悩み、解決していくからこそ一体感、信頼関係が生まれるものだと信じて疑いません。
この大切な時期を流れ作業のように対応されてはお客様も不幸です。
② 顧問先が増えすぎて職員採用に限界
→セーブしましょうよ。(2回目!)
私も職員時代が長かったので従来の仕事量でいっぱいいっぱいの
スタッフの気持ちが痛いほど分かります。
所長、もう新規顧客を取るのをやめてくれ、と。
しかし職業柄?中小企業経営者の気持ちも分かります。
スタッフよ、私が必死の思いで見つけてきた顧客だ、
ちゃんと対応してくれよ、とも。
でもこの場合は業務の性質上(上記①のようにするならば)
どうしたってうまく対応出来ないものです。僕の経験上、
このままいくと顧客からのクレームが雪崩のように起きる、
もしくはサイレントクレーマーが多数発生し後々対応する
スタッフが辟易すると予測。
③ 求人広告にはハッキリと給与は固定残業と明記
→この業界の良くないところです。(他業界もまだまだ有りますが)
もう時代が違いますって。
※昔のBOSSが「人件費は固定費なんだよー」と、お客様の目の前で
説明された時に違和感を覚えたものです。
僕は15歳からアルバイトを経験していますがその時から給与計算時に
月合計した後に15分単位(ひどいところは30分単位もありました)で
切り捨てられるのは高校生の頃からの疑問でした。
大切な自分の人生の中から提供した労働、それを切り捨てるって
それはちょっと違うんでないの?せめて切り上げろよ、と。
金額はほんとに微差かもしれませんが、心の不快感は今でも
思い出すくらいですから「微差」ではなかったのでしょう。
なお、ひふみ税理士事務所は(といってもNさんしかいませんが。
私と嫁税理士は完全歩合制、汗)1分単位で計算します。
労働時間の端数の切り上げ、切捨て一切なし、至ってシンプルに。
④ 顧問先のほとんどが記帳代行
→どういうこっちゃ?
僕はスタッフだったらほんとに悲鳴をあげてしまいます。
きっと商工会や何かの団体つながり、新規設立法人DM大作戦などで
社歴の若い顧客を増やされているのでしょう。
この業界の「記帳代行」という仕事はとっても割に合わないと感じます。
割りに合わないと感じる理由
・預かって、資料を返す、と2工程発生。自社入力先だと「訪問」の1工程
・資料を預かるリスク
・資料を預かる保管スペースを用意する必要が生じる
・預かっている資料を何かしらで使うからメール・FAXで送ってくれと言われ、
別作業が生じる可能性(一番悲しいパターンは送り返してくれ、ですね)
以上の分を報酬になかなかon出来ないからです。
この業界、都会の方が人件費も高いのに価格競争がシビアで大変です。
そもそも、ひふみ税理士事務所のように夫婦税理士+Nさんで運営
しているような小さな事務所ではとうてい数をこなすことが出来ません。
「大きくする」これは始めから目指すところではありません。
独立して間もなく3ヵ月、まだまだ自分で満足出来ていない部分も
ありますがスタッフにも関与先様にも優しい、そして時間と心に余裕を
もって仕事が出来る税理士でありたい、改めてそう考えます。
– Today’s Hifumi Office –
今日は朝から1件、関与先様へ銀行御紹介の顔合わせ1件、
午後からまた1件の訪問。
別方面からちょっと面白くなりそうな案件を受注。
今年の5月GWはどこも出かけませんで、こちらに費やしてみようかな。