災害時に「あぁ自宅兼事務所で開業していて良かったな」と。で他の士業に自宅兼事務所はあるものなのか?


我が家の地下?駐車場。台風により行き止まりの一番奥まで砂やゴミが入り込んでいました。その量、ハンパない。(この写真の裏側が瓦礫の山。ゴミなのにこの写真がなぜか好き)

台風24号が過ぎ去り丸一日経過。
今回の被害(電気関係)は甚大で未だに停電中のエリアもあります。
真夏でなかったことが不幸中の幸い。

我が家でも今日から日中はエアコンを付けずにナチュラルエアで過ごしております。(台風後、風が強いということもありますが涼しくて気持ちが良い)

すぐに全ての【状況確認】が出来、ストレスなし

災害といっても我が家の場合はたった半日間の【停電】だけですけど。後は・・・

・窓枠から少し雨水が入り
・風が強く寝不足だった
・トイレを流せなかった、くらいですかね(軽症やんけ)

それでも、自宅で全ての税理士業務を行っていますのでその場で公私全ての状況確認が出来てこれだけで一安心、余分なストレスはかかりません。

もしもこれで、事務所を他に構えていたら?

・台風対策を2箇所(自宅、事務所)行う必要がある

・被災時(台風時)、とても外出は出来ない状況のなか「事務所はどうなっているのか」やきもきしていたはず

・その後、台風の後片付けを2箇所行う必要がある

ここでも自宅兼事務所で良かったな、と。

いや、これは税理士に限らず人を雇わず(ひふみ税理士事務所はNさんお一人を自宅まであがってもらい作業を助けてもらっています)B to Bがメインの事業者は自宅兼事務所が良いのでは?と考える。

そしてどうしてもという場合はシェアオフィスで充分ではないでしょうか。

※ 税理士業務で扱う資料をシェアオフィスでひろげるのはわたしはちょっと。面談時だけ、ブログ、セミナー資料作りにのみ使用する、のはアリかと思いますが今のところ全て喫茶店などで済ませいています。(沖縄のシェアオフィスは駐車スペースが少ない、ご年配のお客様が分かりにくい場所にある、という理由もあり)

他の士業ってどんな感じでしょうか

そういえば「ひとり税理士」、わたしは「ふうふ税理士」などと勝手名乗っていますが、はて他の士業ではどのような状況でしょうか。

ちょっと興味が湧いてきました。
ということで、

「ひとり◯◯士」

でググりヒットした件数は以下の通り。

・ひとり弁護士→  3,080万件(多し!)
・ひとり行政書士→   497万件
・ひとり司法書士→   467万件
・ひとり税理士→    116万件
・ひとり社労士→     67万件
・ひとり不動産鑑定士→  57万件

弁護士だけ突出しています。
これは、わたしが考える「ひとり弁護士」ではなく
弁護士は一人で+スタッフ数名などでもヒットしたようです。

仕切り直し
もう少しだけ詳細に

→ 「ひとり◯◯士  +  自宅兼事務所」

もう一度、ググります(端数は切り上げ)

・ひとり弁護士→     30万件(読み通り極端に減りました!)
・ひとり行政書士→    12万件
・ひとり司法書士→    11万件
・ひとり社労士→     10万件
・ひとり税理士→      9万件
・ひとり不動産鑑定士→   7万件

うん、なんとなくわたしの考える数値に近い(笑)
次にその主な士業の分析です。

知人、関係先を思い浮かべてみよう

さて、それでは他のサムライ商売(士業)は如何なものか。
ひとり、自宅で事務所を構えている方は居たのか?
ひふみ税理士がこれまでに出会った方々を思い浮かべてみました。

① 弁護士

意外?とお会いする機会があります。
といっても相続で揉めたり・・・ではありません。(ここで税理士が入ると後で弁護士からやんや言われます、気をつけましょう。これでピンチになった税理士も・・・)
一番多い「お会いする理由」は医療法人の監事に就任されている→年に一回、クリニックの事務長とご報告に出向く、です。

いま思えばわたしと同じでマンションで自宅兼事務所という方が多いです。が、その場合は大抵わたしより二回り以上は年上。そして新規顧客が来なくても食べていける大御所がほとんど。

沖縄の場合、少し年上の方からは事務所を構えている方がほとんど。その理由は弁護士は弁護士同士の集まりが多いこと、相談者が複数の場合が多い、ケースによっては逆恨みされるかもしれない案件もあるため自宅は教えたくない、というのも理由のようです。

② 社労士(社会保険労務士)

いま沖縄で一番儲かっている職業ですw
学生さん、狙うならこの資格ですよ!(本気で言っています)

この数年、税理士顧問料より高くなっているんじゃないか?と思う社労士業界。友人たちの様子を見ても順調そうです。(ビルを建てたものもおります)大手は給料計算をメインにしているようですが、給与計算は事業者に指導して、社労士は代表者と労務トラブル(防止)、助成金についてのアドバイス、というのがこの業界でうまくやっていくポイントのようです。おや、税理士にもいえる事かも。

というわけですから、特に営業をかけなくとも事務所を構えているだけでどんどん顧客が増えていく社労士業界(40年前の税理士もこんな感じだったのでしょうね)。それゆえスタッフも何名か雇わないと仕事が進まない状況に。「数」では社労士さんと一番多くお会いしていますが、ひふみ税理士の知りうる限り「自宅兼事務所」はゼロ件です。

③ 司法書士

医療法人の資産総額登記、お客様の不動産売買などでお会いする機会が多い士業です。

この商売、ご存知の方も多いと思いますが未だ結構な「紙」ベースで資料が必要になります。ネットで取れるものもありますが、法務局へ出向かないといけない作業も多い。

それゆえ法務局近くに事務所を構える司法書士さんが多い。(弁護士も同様)また書類のやり取りでどうしても時間がとられるためどんなに小規模でもパートさんを雇っています。さらには不動産売買の決済時には「必ず」司法書士が同席しないといけないため時間を結構取られて大変とのこと。このビジネスモデルでは助っ人がどうしても必要かも知れません。そのせいもあってか自宅兼事務所で活動されている司法書士さん→わたしは沖縄ではお一人しかお会いしたことがありません。

④ 行政書士

建設業の経営事項審査、産廃物の許認可・・・などでお客様は良く利用されていますが正直、税理士が直接お会いする機会は(わたしは)少ないです。

ほとんどの場合、電話連絡で「決算書送って下さい〜」で終わっているような。あ、顔を知らない行政書士さんもいらっしゃいます。

そして司法書士同様、どうしても未だ作業が多くなるためスタッフは数名雇い現在のことろ、知人で自宅兼事務所はゼロ件です。

⑤ 不動産鑑定士

不動産鑑定士さんはお一人だけ面識が。

マンションの一室ですが自宅ではなく、オフィスとして。なんせ部屋中が資料の山ですからね。また、あの沢山の大きな紙をスキャンする方法をわたしは知りません・・・。

ただ、この鑑定士さんが大変面白い方でして。えぇ何かと相続ではお世話になっております。これからもどうぞ宜しくお願い致します。

まとめ→自宅兼務が出来る、出来そうな士業は

以上、主要な?士業を確認してみましたが「自宅兼事務所」は税理士と弁護士で多いようです。社労士もやりようによってはイケるのではないかと。その他は未だ紙ベースで「資料」のやり取りが多く、自宅ですとちょっと家族に文句を言われそうですね。

というわけで今後も他業種の「ひとり◯◯+自宅兼事務所」をチェック、いや勉強していこうかな、と。何か良いヒントが隠されているかもです。

-ひふみ税理士の近況-

・明日からの三日間、島あっちぃのイベントで西表島の船浮という集落へ行く予定でしたが台風25号の影響で中止に(涙)
・札幌で友人の台風男から変なパワーをもらっていたようです・・・

・ということで明日からの3日間、フリーです笑。10月申告を2件、前倒しで完成させようかなと。(当初体育の日の連休で行う予定だった)