あの一等地の5年後は?NY5番街では有名店撤退、テスラのネット販売移行を考える。

いまをときめくApple
いや「ピークは過ぎた」という説もあります。

今日もお会いしたのですが、周りの不動産関係者は異口同音に「思ったより(東京オリンピック前後より)早く地価が下がってきた」と話されます。

沖縄、ここまで高騰してしまっては流石に素人では手が出ませんし、一連の建築業界不祥事の影響で金融機関の審査も厳しい。いや、これが正常なのか。

また、いざ建築したところで中小、中堅企業(零細、個人は手を出してはいけません)はこの建築コストをペイするためにどのような商売をすれば良いのでしょうか。

NY5番街で有名ブランド撤退相次ぐ

一番洋服にお金を使っていた16〜18歳の自分

当時、阪神タイガースの新庄剛志に憧れ
札幌にも出店していたVERSACEにハマり
今では考えられないくらい洋服にお金をかけました。

(当時は洋服でも革靴でも今よりずっと高かった)

しかし、若いうちに無駄な買い物をしたことによってブランドで着飾っても自分が変わらなきゃ意味がないと悟り、おかげで現在では全くブランドものには興味がなくなりお金も使わずにすんでいます。

これが高校時代にバイトをせず、社会人になってから洋服に興味を持ち出したら?と考えるといまでも怖い。

さてさてニューヨーク5番街の話

わたしはそんな華のある街へ行ったことがないし
高橋真梨子、五番街のマリーへしか分かりません

が、最近のニュースは気になります。

・ラルフローレンが2017年に
・GAPは今年の1月に
・カルバン・クラインはこの春に

それぞれ撤退したり、撤退します。
(最高級ブランドはそのままのようです)

この街に出店することがステータス=ブランド価値向上
というの時代の終わりであり、消費行動が大きく変化する時代の真っ只中にいます。SNSの影響もありブランド物もネットで抵抗なく購入へ

最新のNY不動産事情は分かりかねますが、目抜き通りに空き店舗を出すわけにもいかず、水面下ではテナント料を下げてでもどこか別のブランドを誘致しますが、この流れではそのブランドはワンランク落ちていますので、比例してそのストリートのブランド価値は緩やかに落ちていき、何か(リーマン・ショックの再来など)のきっかけで一気にストリートの価値が吹き飛ぶかもしれません。

リアル店舗とネット上と土俵は違いますが、ちょうどZOZOタウンから有名ブランドが続々抜けだしてZOZOのブランド価値が著しく毀損している現状に似ています。

ディーラー、ガソリンスタンドも街から消える

また、同じくアメリカではテスラがディーラーの大半を閉めて(その後、半数は存続させると方向転換。相当な反発があったことが予想される)ネット販売に注力すると発表しました。

日本のメーカーでこんな勇気ある行動を示せる経営者はいないと思いますが、ディーラーの殆どはなくなっても問題ない、というのが本音でしょう。ユーザーだってその分、安くなったら嬉しいですし。

ただ、いつかどこかで自動車メーカーはこうなっていくのでしょう。これに比例してガソリンスタンドだって消えていきます(EV充電ステーションに転換する…わけがありません。そこに寄って何時間も待ちますか?きっとSC、コンビニ、自宅で充電する日常になるでしょう)

さて、そこで困るのが不動産の所有者です。
この事象は数年後の事でしょうから、きっと今よりももっとネット上でモノ・サービスのやり取りが行われているのでしょう=リアル店舗がいまより更に縮小

すると一等地の百貨店、ディーラー、GSは取り壊され…残るところはマンションでしょうか。生活するには便利かもしれません。

が、駅前でもマンションだらけの街
お店がどこにもない、これはこれで味気ないかもしれませんね・・・

と、わたしのビジネス脳が小さいだけなのかもしれませんが、これから何かのビジネスを始める場合「私の商売はネットとはあまり融合性がないから」と考えていては成功は見込めないでしょう。

もちろん、リアル店舗を有しての商売も結構なことですが、わたしのようなひよっこは国道58号線が大渋滞になっても、外が猛暑になろうとも、その街に何もなくても、何が起こっても耐えうるように(税理士関連、以外も含めて)「自宅で出来るビジネス」、こちらを何より優先して取り組むべきでしょう。そしてモノは少なめに。そう考えてしまう最近のニュースでした。