働き方改革関連法が施行されるからこそ!個人事業やスモールビジネスも検討する。

大手なんかにゃ負けないぜ!

と言わんばかりに世界的規模のスターバックスコーヒーを相手に鋭い視線を送るシーサー

その姿、強く、凛々しく、そして頼もしい

大手は冷酷だし、ダサいし、将来の見通しは暗い

最近、こういう寂しいニュースが続きました。

・富士通→45歳以上の全員がリストラ対象
・日立製作所→無期転換求めた社員へ解雇通告

・働く側からすると、業界大手で儲かっているのだからなんとかしてくれよ!

・実際、企業側の本音は「生産性が低く、新しい技術を使いこなせない人たちはさっさと辞めてくれ」「いまのビジネスモデルが3年続く自信がないんだよ!だから今のうちに貯めておきたい、だからわずかでも無駄な支払いは避けたい。IRで現状のビジネスモデルに自信がありません!なんて発表出来るわけがないでしょ?汗」

わたしが富士通に勤めていたら…現在40歳。いま、どんな心境で働けば良いのでしょうか。
「あと5年働いて、早期退職金をもらって独立するぞ!」でしょうか。

・でも5年内に倒産するかも
・そうでなくても外資に買収されて退職金が半減するかも

決してありえない話ではありません。
考えたくもない。
こればかりは自分1人が富士通の中でいくら頑張ってもどうすることも出来ません。

そして、この雰囲気の中からイノベーティブな製品が今後誕生するとはわたしには思えない。

大手が有利!なんて誰も信じていません。

※ JR各社のインターネットサイトについて

・チケット取りづらい
・分かりにくい、複雑

世界中の観光客から笑われています。(困っています)
どうして誰も改善しようとしないのか不思議。

働き方改革関連法で働く人は幸せになれるのだろうか

そんなニュースもあったなか、
明日、2019年4月1日から働き方なんとか〜という法律が施行されます。

吹けば飛ぶような税理士事務所を開業しているわたし自身に影響を及ぼすところはほぼ無いのですが大抵の顧問先様には影響します。

それでは働いている側からするとこの法律、期待して良いものなのでしょうか。

この法案のメイン?である残業規制(中小企業は2020年4月1日から)

・繁忙期は諸条件(2ヶ月平均では月80時間以内など)はあるものの年6ヶ月までは月100時間の残業を認める、なのであまり意味は無いでしょう。月100時間の残業を6ヶ月もやってられません。

そもそも
・営業マン特有の接待、そして2次会・3次会がプライベート扱いになったり

・沖縄、辺野古基地海上警備業務をする方の船上での休憩が休み扱いになったり

(船内は狭いのでデッキの外で眠る、警備上なにかあれば対処しなければならないのに休憩扱いで賃金が支払われないなどの問題が出ています。全国のテレビ、マスコミでは決して報道されませんが実話。防衛局は警備会社の問題で「知らんがな」の一点張り)

・中小企業はタイムカードなかったりするし

・そして罰金、罰則なんて大手からするとほんの僅かなもの

以上の理由から、残念ながらこの残業規制に何の意味(改善期待)もない。

また「有給も最低5日は取得させろ」についても何をおっしゃいますかと。
当初、完全100%取得の間違いかと読み返しました。

既にわたしの顧問先様では取得率100%目標を立て実行していたり、もしくは労働基準法以上に有給を付与する素晴らしい顧問先様もいらっしゃいます。というか、中小企業ではなかなか賃金を上げにくい構造の中、このような対策を施し雇用確保に注力しているのです。

それを大手が「5日間も有給を取らせない」なんて場合、この法律に関係なくその会社に見切りをつけるべき。中小企業に”情”はありますが大手は件の通り。いざとなれば”ポイっ”です。

というわけでこの働き方なんとか〜という法律では「何も変わらない」が、わたしの予想する未来。

個人でビジネスを始めるのをオススメしている

大手は好きではありません。
経営陣が見えない、そしてその見えない経営陣のさじ加減ひとつで自分の処遇が変わる人生は何か違う。

そう感じて独立しました。

そして、いまもこうして中小企業を応援する仕事もしています。(中小企業を応援するソフトメーカーは大手ばかりですが)

現在はお陰様で通常の税理士業務が山ほどあるためスタートアップの方向けの仕事が出来ずにいますが、やはり独立をススメています。(ただし、サロンなどでありがちの「思いたったが吉日、独立!なんてのはススメていない)

それは経済的自由を得ることも目標ですが
それ以上に精神的、時間的に自由になれるからです。
(と一緒に”責任”もついてきます)

精神的自由

さきほどの営業マンの話ではないですがたとえば”接待”
正直、仕事なのかプライベートなのか線引が難しいところがあります。

好きな相手となら「この時間はプライベートでもいいか(残業手当つかなくてもいいか)」、嫌いな相手となら「残業手当もらわんと割に合わん!こりゃ仕事や!」と考える…

なんて「考えるの」も無駄ですし、いやいや仕事するのは相手にも申し訳ない。

だったら独立してしまえ(を考えよう!)

独立したら簡単です。
そもそも、好きな相手とだけ仕事をすれば良いのだから。

ただ、お互い”成長”しますし”変化”することもあります。で、ちょっと違うかな、と感じたらその時はそこで綺麗に仕事を終えれば良いのです。ここがサラリーマンではなかなか出来ないところ。「部長!A社の担当のBさん、なんか最近横柄な態度をとるようになったので取引中止させてきました!」なんて言えるサラリーマンは格好いい。

時間(+経済)的自由

自宅兼事務所だと通勤時間がゼロに。

わたしは独立後、毎日2時間の余剰時間が生まれました。
一日2時間×月20日×12ヶ月=480時間=20日

通勤時間を無くすことによって自由な時間が20日も生まれる。
これだけではなく、その移動にかかる車両コストも減少します。
それに事故を起こす、巻き込まれるリスクも減ります。
別途、事務所を借りる必要がありませんので家賃、光熱費、通信費の新たな負担も出てきません。

するとどうでしょう。
スタートから無理のないビジネスモデルを構築出来るのではないでしょうか。

「いや俺は飲食店を持ちたいんだよね」こう仰る方も出てきます。
いきなり公庫、銀行へ行って借り入れするのももちろん良いのですがもっと小資本で始めることも出来てしまうのがいまの世の中。

沖縄で活躍している知人(二人とも移住者)がいますが、

・たった一台のリヤカーを改造し某港ターミナルと交渉し、旅客船の出港・入港時間の前後のみ「沖縄特産果物+かき氷」を売って働き、現在は国際通りに店舗を構えるまえでになった方

・場末にある(笑)激安家賃の工房でコーヒーを大量に淹れ、スクーター1台で営業電話をかけながらオフィスへ運ぶ方(いまでは店舗持ち)

以上のように飲食業だって”最初は店舗をもたない”で始めることだって可能。
で、軌道にのった2、3年後に堂々借入して店舗を構えれば良いのです。

この二人、いつも楽しそうに働いている。
当初はそれこそ24時間!は大袈裟としても365日働いていたでしょう。
それでもカラダはピンピンしています。

結局のところ楽しんで働いている限り「過労死や健康被害」とは無縁のようです。

(とはいっても働きすぎには注意)

※おまけ

まだ独立する時期ではない…
そう悩んでいる方は是非ともいまの職場、いま置かれている状況で”継続的に楽しめる”何かを見つけて頂ければ。

・男上司のネクタイ、スーツを毎日チェックしてみる(ははーん、飲み会の日はこのスーツね(笑)とか発見があるかも)

・お局様の今日のコーディネートが全部でいくらか相場をチェックしてみる(バッグは分かりやすいですが、洋服はお嫁様や彼女に聞いてみる。すると洋服に詳しくなるかも)そして褒める練習をしてみては如何でしょうか。始めは難しいですが将来、役に立ちますよ(笑)

と仕事以外でもなんでも良いのです。
そんな間にコツコツと独立のスキルを高めましょう。楽しみながら。

-ひふみ税理士の近況-

・冒頭の写真は2019年3月22日にオープンしたばかりのスターバックス沖縄本部(もとぶ)町店
・隣接する名護市との激しい誘致合戦に見事勝利し、美ら海水族館の手前、これまた新しく誕生したスポット「オキナワハナサキマルシェ」の一角にあります。(まだオープンしていないテナントもあり)
・良い意味で周りに何もない沖縄北部。平日朝はこのような静けさ&ロケーション。
・美ら海水族館近くのお客様へ訪問の際に寄ってきましたが天気にも恵まれ最高の朝。
・どうぞ興味のある方はココが知れ渡る前、そして観光客で混みだす夏までに是非!