とにかくダメ!→ダメありき。地方公務員は年度途中での税理士開業、独立を阻止される。

何を言ってもダメ、ダメ、ダメ!

常に否定的な言葉しか発さない上司。
全国どこにでも生息しているようです。
今回、わたしの耳に入ってきたその上司とやらも曲者だ。
A君の上司、とでもいっておこう。

A君→彼は優秀
既に税理士試験、5科目に合格している。
地方公務員として勤め早◯年
諸条件を満たしているのでそのまま税理士登録も出来る見込み。

彼に足りないのは税理士事務所での経験だけだ。
が、そんなA君は税理士業界未経験でいきなり独立し
なんとかやっていこうと昼間は仮面を被り、
全国各地で活躍している先輩税理士の話を聞き、本を読み、日々勉強中。

A君は燃えている、いや萌えてもいる。
先月、勇気を振り絞って上司にこう伝えた!

「僕、ここを退職して税理士として独立したいです!」

上司は必死にそれを阻止しようとした。
ドラクエでいうと「逃げる」を選択したのに「しかし、まわりこまれてしまった!」

上司はすぐさまこういった。

・いまの年齢から独立したって食べていけないぞ!(知らんくせによく言うわ)
・地方なのにお客なんてもういないよ!(知らんくせによく言うわ)
・ここの部署は年の途中では中途採用は取れないから困る(それ、アナタ都合)

そして懸命な上司は明くる日、こうも伝えてきた。

・昇給はしてやれないけれど定時で帰宅しても良いから(周りが残業するハメに)
・来年3月で退職すると退職金が70万円近く増加するからさ、すぐの退職は考え直そ?(アナタが払うワケではない)

もう笑うしかない。

上司がいかにA君のことを考えていないかおわかりだろう。

だが、これが小さな職場だったら?
A君が気弱な性格で上司がパワハラスレスレの圧力をかけてきたら?

すんなり辞めることが出来るであろうか。

わたしは公務員とは縁も、ゆかりも、因縁も、憧れも
ないもので年度途中での退職の難しさはわかりかねますが、
間違っても増額するとかいうたった70万円の退職金に目がくらんではいけません。

公務員は「もらう、頂く」スイッチ脳がONの状態かもしれませんが、
税理士、というか民間人は常に「稼ぐ、食べていく」ことを考えねばなりません。

独立志向があり
資格、要件を満たし
心の準備が出来ているのであるならば
たった70万円ぽっちで大切な人生の1年間を無駄にしてはいけない。

アナタを想わない否定的な上司とは一日も早くサヨウナラ

そしてどんなに貯金を貯め込もうとも、金銭的余裕があったとしても
税理士業界が未経験であるならば金融機関で開業資金をあえて借り
顧客の気持ちを知ろう。それが税理士業務のスタートだ。