モンゴルの北朝鮮直営レストランへ行く。定期預金は10%超の利息がつく。石油も金も眠っている将来性豊かな国。

2019年4月初旬
ウランバートル市内の某所にあるちょっとマニアック?な北朝鮮直営のレストランへ行く。

・普通に北朝鮮ビールが美味い

・料理が美味い(特に海鮮もの。モンゴルに海はありません)

・スタッフは全員若い女性(日本語は通じない)

・30分間のショータイムあり(北朝鮮民謡、モンゴル民謡を歌い、踊る)

・写真撮影は基本禁止

・クレジットカード、日本で使えるものは基本不可

・将軍様の切手が買える(日本円で約12,000円)

・来月、同じとろこにお店があるとは限らない

・スタッフは2年ごとに総入れ替え(ビザの関係)

・料金はそれほど高くない

・売上は全て北朝鮮へ送金

とまぁ何かと話題の多いお国の直営レストラン
是非、一度は訪れてもらいたい。

モンゴルの経済、賃金、銀行事情

日本で暮らすと近くて遠い国、北朝鮮

しかし、Googleで「モンゴル 北朝鮮 レストラン」で検索するといくつか出てきます。トランプ大統領の影響で国際的に公に出来ないようですが名(レストラン名)を変え、場所を変え、ウランバートル市内ではある意味?堂々営業しています。

片仮名表記のショップカードもあるくらい。

それくらい北朝鮮と密接なつながりのあるモンゴル
2017年にはモンゴルに滞在していた7割の北朝鮮の方が強制送還されたというが実は…

2019年
正規?ルートでモンゴルまで出稼ぎに来た方の月給が日本円で3〜5万円

そして、中国との国境線を命からがら逃げてきた方も多数おり(モンゴルに北朝鮮の大使館があり、その脱北者の数を把握しているが見逃しているというのが本当のところ)彼らの多くは月給5千円以下で生活している。(中国国内にはそんな脱北者をモンゴルまで通すルートあり)

そんな彼らはモンゴルで何をしているかというと、
鉱山を所有し、様々なビジネスを展開する一握りの地元、大富豪オーナーに雇われる。

日本の金持ちよりも遥かに金持ち
大富豪がモンゴルにはいる

なお、車のナンバープレートをチェックすると面白い

0068(第68代横綱)は朝青龍派、
(モンゴルでは銀行、鉱山、サーカス、不動産業などなど)

0069(第69代横綱)は白鵬派である。
(トヨタ車代理店を経営)

日本円で数億円を超えるウランバートル市郊外の別荘がバンバン売れるのが現状

(モンゴルの大金持ちは石炭で大気汚染されるウランバートル市内では暮らさない)

前の大統領は中国から賄賂を受け取り自国の鉱山採掘権を売り飛ばし、裁判にかけられている。

そしてモンゴル人の友人談

→20年前に日本で稼いだお金をモンゴルへ送ると、二人の妹の学費(地元の大学)を払っておつりがあったが、今では一人分も賄えない。

また、現地銀行の預金利息も驚き。

旅行好きが高じてHISを興し、上場企業まで登り詰めてしまった澤田秀雄氏が経営するモンゴル国最大手のハーン銀行(正確にはHISではなく別の上場企業”澤田ホールディングス”の子会社)

この数年で少しずつ金利は落ちているとはいうものの、2年ものの定期預金金利はまだ13%前後(源泉税は10%ほど)

日本円で200万円でも預金すると2年で手取り23万円ちょっとです。

貨幣価値が変わらないとして2年に一回、金利だけでモンゴル旅行代が賄えます。
(正確には確定申告の必要が出てきますので顧問税理士へお尋ね下さい)

実際、モンゴル好きの日本人の中には1,000万円近くを預け入れ、この方法を取られている方もいる。

ただ、いくら日系銀行とはいえ口座開設は現地窓口で行わなければいけません。(片言の日本語は通じます、口座開設の必要書類には一言”モンゴル愛”を書く必要もあり)

近年は石油精製工場も建設され、まだまだ多くの”金”も眠る将来性豊かなモンゴル

賄賂が飛び交い、毎年貨幣価値が激変するモンゴルですがわたしは面白いと感じる。

海外は怖い?
そう仰る方へ一言

このまま沈没(低迷)する日本に居座ること→それも怖い

※ FX、外貨預金をされる方には一昔前のオーストラリアの雰囲気だと言えば分かってもらえるかなと。