ふるさと納税と上手に付き合い、経営者にもスタッフにも喜んでもらう


本日の夕暮れ。昨日は春の気配が〜なんてお伝えしましたが今日は朝からかなりの大雨。夕方やんだ瞬間に夕陽が少しだけ見れました。

・ふるさと納税の有効活用

ふるさと納税を使って、経営者もその会社のスタッフもみんなが喜び、
大変上手くいっている事例がありますのでそちらを御紹介します。

・お金持ちほど「やりたがらない」ふるさと納税

数年前、とある高額所得のお客様にふるさと納税の仕組みをお伝えしたところ、

「私はこの町のお陰で稼がせてもらっているので他所には住民税を納めたくないねぇ」

ですとか、

「選んでいる時間が勿体無い、稼ぐことに時間を費やしたいんだよ」

との返答があり、「節税になります!特産品のおまけがつきます!」とばかり言ってる自分を恥ずかしく思った記憶があります(いまでもこの時期が来ると思い出します。格好良いセリフだったなぁと)

とはいっても大変お得なこの制度(いつまでも続くものではないとも思ってます)、
あるうちに有効活用しない手はありません。またちゃんとお客様には制度をお伝えしておかないとクレームの原因にもなりますので税理士事務所関係者は要注意です!

・まずは限度額、年内の残額を知る

恥ずかしい話ですが私はパッと所得を見ただけでは(大体はわかりますけど)すぐに限度額をお答えすることが出来ません。

理由は二つ。

・ひとつは計算式が複雑であること。
・その年度(1月〜12月)の収入(給料)によって限度額が変わること。
役員様で毎月一定の報酬でしたらなんとかなりますが個人事業者でしたらあくまで概算でしかお伝えできない仕組みなのです。

では実際に実務でどうやっているかというと私は、毎月訪問先の経営者のデータを申告ソフト「所得税の達人」(NTTデータ)を使い、限度額をシミュレーションしております。

そして毎回報告書の末尾蘭に、以下のようにメモ書きをします。

たったこれだけですが、毎月コンスタントに納税される方には重宝されております。

また、ふるさとチョイスというサイトでしたら、
自分が納付した履歴が一覧表で確認できますのでこちらも便利です。

・そして優待品は配る!とにかく配る!

そうなんです!

私なんかは地元(江別市)の名産品や高校時代アルバイトをしていたトンデンファームの製品を食べたくて少ないながらもふるさと納税をしておりますが、

顧問先のとあるデキる社長は、普段から美味しいのを食べ飽きているので?スタッフの皆さんに配ってしまうのです。

しかも、スタッフには好きな優待品を選ばせていたりします。

特にお米を一俵取り寄せてみんなで分ける作業は盛り上がるそうで。

この会社、私が開業当初からみていますがスタッフが1名が寿退社された以外に退職者がいないのも分かる気がします。

最近、人材難が叫ばれて久しいですがスタッフというのは(給料も多いに越したことはないですが)社長の背中を見てついていくんだなぁとつくづく思います。

如何でしょうか、自己負担たった2,000円で出来るふるさと納税。
これでみんなに喜ばれ、会社の雰囲気も良くなり、業績も上がっていくという素晴らしい制度ではないでしょうか。

【編集後記】
・昨日は朝から口座振替手続依頼書の提出のため琉球銀行、沖縄海邦銀行窓口へ。
どちらも本部と印鑑照合し不備がなければネットで振替手続きが出来るとの説明。

私がいつから利用出来るかと確認してもハッキリしないとのお答えが。

早ければ1週間、2週間かかることも・・・って
印鑑照合になぜそんなに時間がかかるかナゾです笑
(しかもいつから利用出来るか銀行からの通知はなく、
自分で振替手続きをやってみて出来るか確認して下さいとの事)

※プライベートではいくつかネット専業銀行に口座がありますが、口座開設はネット上で運転免許などの写メをとって送り完了します。
リアル店舗…まだまだ無駄が多そうです。