税務調査官と呉越同舟?滅多に経験出来ない沖縄県離島の税務調査


2017年秋。うるま市のドームで開催された秋の全島闘牛大会にて
ガイドブックにはなかなか載りませんが、ご覧の人出。隠れ観光スポットです。
※会場雰囲気はバンコクでのムエタイ会場に近いものがあります。

沖縄旅行にも少し飽きたなぁという方、是非一度ご覧あれ。
相撲やボクシング好きはハマること間違い無し。

・離島の方はみな人情味溢れている!

もうだいぶ昔。
私の第二のふるさと西表島ではなく、
もっと小さな島での税務調査の話し。

 宮古島や石垣島はそれなりに人口も多くそれぞれ島に税務署もあります。

 また西表であれば石垣から、
久米島や慶良間諸島であれば沖縄本島から調査官がやってきます。

それらの島よりもっと小さな島でも税務調査を2回経験したことがあります。

 はじめに調査があるよと聞いた時、
私はドキドキしているお客様には申し訳ありませんが
心の中のどこかでワクワクしてました。

「やった、離島に行ける!」と。

 で、離島は沖縄本島よりも時間が過ぎるのがゆっくりで私は今でも大好きです。

 1件の調査では前日に関与先様との調査打合せで前泊で入ったのですが、
島に着くなりそこの社員さんに車で島案内をされ、
夕方社長宅に行こうものなら荷物を置いてすぐに居酒屋に連行され、

飲み食べしながら、

あのぅー調査の件で・・・

ん、調査は明日だろ?大丈夫、大丈夫!

との会話を交わし、

予約した宿にも泊まらず、
そのまま社長宅泊まり、

翌朝6時から調査官の来る10時くらいまで打合せ・・・

今も忘れらない税務調査のひとつです笑

・フェリーに乗って「あの人が調査官か?」と探ってみたり

 2件目の調査は事前に関与先様とは打合せを終えていて、
税務調査当日にフェリーで行くという案件。

 ここも小さな島で本島からこの島の港までのフェリーは一日2、3回の往復。
朝の便は一つしかないので、乗っている数十人のうちどなかた一人が調査官です。船をチャーターしない限り(そんなに大きな案件でもないので調査官が前泊はないだろうと予測)

 まぁ探ってみたり、と言っても秒速で調査官を見つけましたけど笑
なんせ農業と漁業の島で乗船している殆どの方がご年配、
ましてスーツを着ている方はその調査官らしき人と私しかいません。
向こうもそれはそれですぐにわかったんでしょうけど。

 そして通常の調査は2、3日かかりますが、場所柄か2件とも現地での調査は一日限定。

 調査官が対象会社に着いたら少しぐらいは世間話をするものですが帰りのフェリーの時間を気にしてか(15時最終とかもあるので調査時間が殆どないのです。※昼食休憩はちゃんとあります)沖縄本島の調査よりも淡々と進む感じ。

 離島税務調査の殆どは楽しくやらせて頂くのですが唯一、帰りだけはちょっと。

港でもフェリー内でも、
顔を知り、会話を交わした調査官と一緒、
というのは妙な感じで汗
(本当に小さいフェリーなので)

 お互い端の方に座りまるで喧嘩したカップルのように…

・結局その後はいつもの調査と一緒


と、ここまで書きましたがその後〜というのはオチもなく通常調査と一緒です。たまたま簡単な案件だったというのもありますが。

でも(空港のない)離島の調査というのは本当にレアなので、経験しておいて良かったと思います。

今もそうですが、離島で規模がそこそこ大きくなると、

沖縄本島に営業所をつくり、

やがてそちらが稼ぐようになり、

本社を沖縄本島へ移転、

というのが一つの流れであります。
(こうなったら通常は創業地の離島では調査は行わないです)


独立した今、
次に離島で税務調査があろうものなら
私は前後4、5泊はするかもしれません笑
これ、関与先様と調査官には内緒ですよ。

【編集後記】
今朝は所用があって糸満まで。
もちろん、沖縄西海岸道路を通る。
すると残念ながらGoogle Mapsでは高速ルートに軍配(推奨)が。


結果、海岸道路経由で35分ほどかかる、惜しい。
(それでもだいぶ早くなりました)
明日22日(木)〜26日(月)までは初のホーチミンです!!
市内ステイですのでとにかく色々見て、食べてこようと思います。