結局、税金を払っているからこそ借入金の金利が安くなる


昨年5月倉敷市の美観地区。この街で一泊しましたがもう二泊はしたかった!
観るところが沢山ありすぎ…また訪ねる街のひとつです。

結局、税金を払っているから銀行借入金の金利が安くなる!

「法人決算」

昔々まだ学生だったころバイト先の居酒屋で
常連の会社経営者が

「税金を幾ら払うかは税理士の腕次第」
(払いたくない体で)

この業界に入りたての頃は担当引き継ぎ挨拶の際、
二回り以上も年上の経営者から(半分は冗談でしょうけど)

「税金安くなるようお願いね」

中小企業経営者の願いはただひとつ、
税金を出来るだけ抑えたい!

と、かたくなに思い込みお客様に喜ばれるため、
ただ税金を安く済ますように導いていた時期がありました。

TKCの事務所でしたが今考えると赤字の顧問先も多かった…
関与先の黒字率を上げたがっていた所長先生、ごめんなさい笑

あれから10数年

やっと、
やっと今頃です。
黒字を目指さないと
成長出来ない、
お金が貯まらない、
やっと身にしみて分かるようになりました。

そりゃ、時には赤字もあるでしょう
人生も経営も山あり谷あり、楽あり苦あり

それでも「赤字」で終わる
まして赤字が続くということは
「税金」は確かに払っていなくても
「お金」も確実に減っているのです

するとどうでしょう
お金が無い(少ない)ので

①経営でも
②私生活でも

選択肢が狭まります。
何かしらのチャンスが巡ってきても
結局手元資金が無いとすぐに動けません。
泣く泣くチャンスを見逃します。

そしてやっと経営に本腰を入れて?
「今年は何が何でも黒字にしてくれー」っと税理士へ依頼

いや税理士に頼んで黒字、赤字って
そもそもその考えが違いますから

「してくれー」ではなく

「黒字にするにはどうすれば良いか」
ではないでしょうか

赤字が続いていたりすると
当然、銀行に行っても門前払い
または(今はほぼ無くなりましたが)
第三者が保証人になれ、と。
で、見事に審査が通ったと思ったら
サラ金並みの高い金利が提案されたり

こんな場面を何回か見てきました。

そしてこのブログを書くきっかけとなったのが
今日の朝一に某△銀行担当者から
「◯◯様(ひふみ税理士事務所関与先)から連絡が
あり、うちへ借換えして下さる事になりました!
プッシュありがとうございます」との声

僕は公平に各銀行と付き合っていくため
ドライに金利しかみていないですが

その◯◯様、思い返せばちゃんと黒字を出して
税金を個人でも法人でも納めています

その借入金、詳細は控えますが不動産購入資金
20年変動、0.7%を割ってます。
うーん、書きたい笑
(東京では見かけるようですが沖縄ではなかなかみない金利です)

既存借入先の某■銀行の現取締役まで出てきて
うちでは限界です、勘弁して下さいと直接連絡もありました

結局このお客様
税金は確かに多めに払っていますが
ここで払った税金分以上の
元が取れるくらいの
従来より安い金利で済んだという話

如何でしょう
確かに税金を払うことには抵抗はありますが
それ以上に支払金利が安くなる事を考えれば
税金を払うのも少しは気持ちが和らぐのではないでしょうか

日本全国の税理士事務所HPを検索してみますと
まだ節税を謳っている事務所が多く出てきます
しかし、
僕自身のHPやブログでは過度な節税は勧めていきません

チャンスが来た時、すぐに動けないと悔しいですから

– Today’s Hifumi Office –
今日は午前からお昼にかけて2件の打合せ
lunchは久しぶりにサンエー那覇メインプレイスのすずらん
(ここの辛味噌が北海道を思い出させます)
2件目の打合せがメインプレイスのスタバでしたが
客層の9割が台湾からの観光客で満席
北谷のスタバはほぼ西洋人でいっぱいなので
このギャップがなんとも面白い