タトゥーは医療行為ではない!そして、グレーゾーンはタトゥーだけではない。

「タトゥーは医療行為ではない!」

大阪高裁での判決結果を受け、
大阪高等検察庁の検事はただただ悔しがった・・・

写真は11月初旬に訪れた網走監獄。
この日【逆転無罪】のために撮っておきました。
わたしは医療行為ではないと考えていたので。

しっかし、網走監獄の蝋人形たちはリアル。
これきっとチビっ子たちが見てしまうと
夢に出てきて泣いてしまうのではないか。
お子様連れでの来場はご注意を。

グレーゾーンは身近に、それも至る所に溢れている。

今日の判決に胸をなでおろした方も多いのではないでしょうか。
こちら沖縄には外人さん相手のタトゥーショップも相当数ありますから。

海外の主要国でも届出や登録制度はあるものの医師免許までは求められておりません。
きっと検察は上告するので最高裁の判決まではもうしばらく時間はかかりそうですが。

さて、グレーゾーン。
我々が普段の生活、仕事を行っていくうえではその国、地域の法律を守らなければいけません。

昔からいわれている代表的なグレーゾーンは・・・

・一般道の制限速度
・パチンコ(換金)
・特殊浴場
・ちょっと前の金利

などでしょう。

今回のタトゥーにちなみ医療系でいうと、

・医師のいない(が、直接施術しない)エステサロン
・歯科助手の歯石取り(レントゲンの撮影行為もアウト)

わたしの業界や士業だと、

・税理士が一度も見ないで職員が勝手に申告書作成、届出書の作成、税務相談に乗ることもアウト。

・弁護士、司法書士事務所なども一度も相談者に会わないで後は職員が勝手に〜もアウト。

「みんな小さなところはどこもやってるよ!なんでうちだけ(怒)」

〇〇法違反で捕まった、告発された・・・
そんな社長、先生たちはみな異口同音にそう叫びます。

次のセリフもみな同じ。

「昔は良かったのに」

お気持ちは分かります。
いまはうるさいし生きづらいし、仕事がしにくい。

でもルールはルール。

また縛りがあるから知恵も出る。
俳句や短歌のように。

早合点して
独立(フリーランス)=自由だ、何をやっても良い!
なんて考えると数年以内に泣く羽目になるでしょう。

その土地、その時代のルールは守りましょう。
それが零細自営業者が生き延びることができる、ただ一つの道。
そしてそれが王道なんです。

と、自分にも言い聞かせている秋の夜。