「在籍証明書発行します!2年間の契約社員大募集」という税理士事務所はアリか?

在籍証明書を発行することをお約束します!

2年間の有期契約社員を大募集!

という税理士事務所はアリか?

わたしはアリだと思う。

求人広告→これで税理士の卵が集まってくる。

昨年末から独立開業セミナーを何度か開催していると参加者からの質問が多く、不安に感じていることの一つがこの「在籍証明書にハンコを押してもらえるか?」問題だとわかった。

わたしは「独立する気なんて全然ないですよ、所属税理士で骨を埋めますよオーラ」を撒き散らしていた。

それは官報合格をしても、だ。

それから半年
懇親会の途中だったか忘れたが、ご機嫌だったBOSSから「登録しておくか?」と聞かれ、本当はめちゃくちゃ嬉しかったのにもかかわらず「え、わたしなんかが登録しても宜しいのですか?」と、ここでも骨を埋めるオーラを発揮。

しかし明朝、BOSSの気が変わらないうちに!と全ての書類をかき集めたのは言うまでもない。

鉄は熱いうちに打て!

「独立する気配は消しておこう」
これがわたしのいつも変わらぬアドバイスなのですが、それでも少しは気がひけるもの?

そんなとき、下記のような求人広告を出す税理士事務所があればどう感じるだろうか。

当事務所は独立開業を目指すアナタの力を必要としています
2年間の有期契約社員で募集中
契約満了後、税理士登録に必要な在籍証明書を必ず発行することを保証します!

・2年間で在籍は終わり!後腐れなし
・期間中に自己開拓したお客様はもってけドロボー!
・期間中に勉強して、人脈増やせ!
・その代わり、2年間は途中で退職せずちゃんと働いて

独立予定の方からみれば有期契約なので覚悟が出来る。
(あと1年延長で!などとダラダラできない、しない)

雇う側からすると2年間はちゃんと働いてくれる可能性が非常に高い!
しかも試験合格、又は大学院へ通った、などと基礎能力がある。

指導係のいる、ある程度大きな税理士事務所であればこのシステムは可能だろう。

「え、たった2年しかいないの?教えるの無駄だよ」

そんなことを言っている時代ではない。
現実問題として近年は若手を中心に短期間で辞めていく。
離職率が非常に高い。

前職場でも10人が入所してきたとして8.5人は1年以内に退職していた。(これはこれで問題ですが…)

(大前提として)まともな税理士事務所であればこれから独立を目指す方々だ、2年間はほぼ間違いなく働いてくれるであろう。

プロ野球で例えるならば日本ハムみたいな事務所を目指す!

「僕は5年でメジャー行きたいです!認めてくれるなら入団します」

そういって実際にメジャーに飛び立った怪物がいる。

日本ハムファイターズはこれで良かったのだろうか。

この先、数年間のことだけを考えれば間違いなく損失。
投げても打っても超一流!こんな選手が流出するのだから。

でもその先は?
わたしは球団にとってはトータルでプラスになると思う。

理由は今後も同じような夢を持つ選手が誕生し(ドラフト指名する→日ハムは夢を叶えてくれる→拒否しない=入団する)、数年間は間違いなく活躍してくれるのだから。

これがポスティング(FA前の移籍)を認めない◯ークスのような球団に指名されれば…
その有望な選手は直接メジャーに行くか(現行規約では制限ありますが)、一年留年して次のドラフトを待つのか…

何れにせよ、指名できなかった球団(税理士事務所)、本人、ファン(上記事例だと本人のご家族様でしょうか)、誰もが得をしない残念な結果となります。

いまこの求人作戦は研究中。
常勤でなくても税理士会の審査は通るのか。
週に2日、アルバイトのような勤務でも2年は2年。
(その間、違う仕事もすると「にせ税理士」疑惑が生じ、審査が面倒なので控えておきましょう)

これが可能ならばひふみ税理士事務所でも開業支援の一環としてチャレンジしてみたい。

当事務所は独立開業を目指すアナタの力を必要としています
2年間の有期契約社員で募集中
契約満了後、税理士登録に必要な在籍証明書を必ず発行することを保証します!

こうハッキリ謳えば優秀な方の求人が殺到すると思うのですがね。

という前に、マイナンバーで源泉徴収票と紐付けすれば、いや年金事務所の記録で勤務していたことが証明できるやん!と気付いてしまった。。。