ドツボにはまった勤務時代の確定申告時期
前回からの続き
初めての税理士事務所で3年3ヶ月間勤務。
そこは札幌時代の大型事務所で法人メイン。そして通常の税務顧問料以上のコンサル業務を行うような税理士事務所で顧問先関係者以外の確定申告を殆ど受け付けていませんでした。ゆえにその時期だからといって残業した記憶が全くありません。
からの沖縄移住
10年3ヶ月、中堅の税理士事務所で修行
そこは法人、年に一回の個人、相続、となんでもござれ。各種期限前わずか数日の駆け込み客でも受け入れる納税者にとっては大変有り難い?事務所でした。そんなわけですから一風変わった納税者様もいたものです。
沖縄ではかなりの確定申告件数をこなします。
毎年、確定申告後に行われる反省会では担当者別件数・売上高(から雀の涙ほどの餅代が支給されたのは良い思い出)などが発表されました。で、数字が好きなものですからなんかこう競争心が湧くんですね、若い頃のわたしは。えぇ、まんまと騙されました(笑)
修行中(最初の5年くらい)は通常時期でも忙しいものですから税理士試験合格をすっかり諦めていて、代わりになんとか確定申告の売上ナンバーワン獲ったろ!と息巻いていたもの。
お陰様で退職間際の数年間はそのちっぽけな目標は叶うのですがそこで得たものはお金ではなく(雀の…2回目!)、①受注方法・断り方、②件数・売上・時間のバランスのとり方、とどのつまり確定申告業務の平準化というノウハウです。
いやー本当に10年間も試験に落ち続けて良かった!負け惜しみではありません。(本当、ポジティブ思考だけが取り柄です)、サラリーマンだからこそリスクなく様々な取り組みにチャレンジすることが出来ました。
件数を増やすと普通は売上は増える。
しかし残業時間も増え、試験勉強が出来ない。
これではダメ。
件数を減らすと普通は売上は減る。
では残業時間は減るのか?
というとそういうワケにもいかず。
その時代はまだ全員で残業しないとダメ!という税理士事務所特有のウイルスが事務所内に蔓延し、全ての担当者が罹患していました。そのため定時に帰宅することが出来ず。しかし最後の5年間あたりになると抗体もでき、残業病に罹ることはほとんどなくなりました。
皆様もどうぞ確定申告前には「インフル」と「残業」の予防接種を行いましょう。
それでは次回、平準化のヒントは確定申告業務以外にあった?【実践編】でお会いしましょう。
コメント
休日に小遣い稼ぐぐらいなら、その時間に勉強(研鑽)しよう。が私の信条。