キャッスレス決済比率96%の韓国を見習おう。日本政府の関係者は是非、韓国旅行へ


韓国で使われているTmoney(Tマネー、電子マネーの事です)。Tポイントカードではありません!

『現金を使わない』は正義

寒かったソウルを後にして本日夜、沖縄へ戻りました。

今回、韓国への旅の目的は→昨今、キャッシュレス最先端の国といわれている韓国(というか日本はアジアでは発展途上国)へ行きこの目で確かめる、です。

キャッシュレス比率は2016年で、

・韓国 96%
・中国 60%
・日本 19%

というデータがあります。

で実際、決済は快適そのもの。クレジットカードはどこでも使えます。小さな食堂でも「カードで!」といってどこも嫌な顔ひとつされませんでした。(唯一、怪しい足つぼマッサージ屋のみ現金を要求されました。カードを使うならば10%増し、更に姉妹店へカードを一旦持っていく必要があると言われたくらいです。もちろん、マッサージはキャンセル)

昨年末、お客様が韓国旅行をして余ったというウォンを購入したのですが空港に着いてからコンビニでTmoneyカード(※)を購入し、チャージの際に現金を支払いましたがこの2泊3日でウォンを使ったのはこれが最初で最後。おかげでお客様から購入したウォン、大部分余りました。誰かLINE Payで購入しませんか笑

Tmoney
→ 日本のSuicaと同じと思って頂ければ。特徴などは以下の通り。

・空港の地場のコンビニでは上記写真の柄しかありませんでしたが、市内のセブンイレブンでは色々なデザインのTmoneyカードが売っていました。

・チャージ方式は日本と同じ(空港では日本語表記もあり)

・なおウォンでのチャージしか出来ません。日本のようにクレカチャージは不可。

・地下鉄内の自販機でももちろん使えます。中学生の姪っ子もキャッシュレス決済、デビューです!

・空港鉄道(仁川空港からソウルまでの特急は使用不可)、地下鉄などで利用でき小銭要らずで便利。
・しかし、コンビニでは利用出来るもののまだまだ使えないお店も多い。
・大人はクレジットカードがメインになる。
・余ったウォンは返金可能ですが手数料も取られるため空港↔市内の鉄道代金、地下鉄代の最低限をチャージするのがコツ。
・市内にはレートの良い両替所も沢山あります。空港では本当に最低限の両替を。

なるほど!韓国でキャッシュレスが進んだ理由

台湾でもキャッシュレスが進んでいるかな、と感じましたが韓国は想像以上。クレジットカードのサインレスのお店も多くありました。

で、気になって韓国でキャッシュレスが進んだ理由を調べてみると、

・カードで支払いをすると利用額30万円を上限に所得控除が出来る。(これはみんな利用しますよね)

→ってこれなぜ日本であまり広まっていないのでしょうか。
(それとも知らなかったのはわたしだけ?)

→軽減税率適用後、2%だか5%だか知りませんがポイント還元とかいっているどこかの国と大違いです。情報隔離でもしているのでしょうか。

・また、カード利用を一定額すると高額当選金の宝くじに参加することが出来る。(台湾でも同じ制度があります)

・そして一番の大きな理由が年商で約240万円以上の店舗はクレジットカード取扱の義務化でしょう。1,000万円ではないです。240万円、月にして20万円。営業日が月に20日として日商1万円!まぁこれ、ほぼ殆どの事業者が該当することでしょう。(冒頭の怪しいマッサージ屋をのぞく笑)

キャッシュレス。
事業者も消費者も管理・履歴が残り、国としても脱税・不正の防止になりわたしは大賛成なのですが。日本でもどんどん進むことを祈りましょう。

間に合わなかったLINE PayでのウォンATM出金

すみません、実験するつもりが・・・。
マイナンバーカードの本人確認に時間がかかり今回実証出来ませんでした。

通常の外貨両替と勘違いされそうですが(こちらは手数料が高いので使ってはダメです)この韓国ATM両替はアプリ上で依頼し、予約ナンバーを受け取ると後は新韓銀行ATMでいつでもどこでもウォンを高レートで引き出せるという韓国資本のLINEならではのサービスです。

ネットバンクが怖い、LINEは信用できないなどといっていては何も進みません。
生まれたところや皮膚や目の色(青空♪)で判断してはいけません。

まずは何事も試してみましょう。
世の中、刻一刻と進んでおります。

わたしも世界に取り残されないため?時間をつくっては旅行に出て勉強しております。
ただ食べて飲んでいるだけではないのです!多分。