お客様も色々
左から、おっとりされた方もいれば、
ヘアサロンを始めたイケイケ社長、
こ、こわい…どんなご職業でしょうか?という方も。
逃げるは出来なく、事務所内には角が立つ
税理士事務所勤務時代
事務所にかかってくる無料税務相談申込みの電話が好きではありませんでした。中には飛び込みで来所され「いま相談に乗ってくれ!というツワモノも汗
そこの職場では「初めてのかたは1時間無料」とHPやチラシに記載していたものですから定期的にスタッフである我々が応じなければいけませんでした。(税理士法上、これが良いのかどうかは別として)
当時、アタマの中には「断る」の二文字はありません。
辞める数年前からはちょっとだけありましたけど。
① とにかく相談は受けること!
② 将来の売上につながるように(当たり前ですけど)まとめること
お客様も相談担当者を選べませんが、
こちらもお客様を選ぶことは出来ません。
「おーい、誰か◯日の◯時、無料相談対応出来る?」
「はぁーい!その日、わたし空いてますよ、オーケーです♪」
・・・。
なんてわけはなく、
ダチョウ倶楽部よろしく「どうぞ、どうぞ」の大合唱。
当然、事務所には不穏な空気が(笑)
「わたしではない別の何か」を見て問い合わせしてきた方ですから当然、相手は会うまでどんな方かも分かりません。
気の合う方も入れば、そうでない方も。
圧倒的に後者のほうが多かったですけど(だいたい1:9の割合)
本当に税理士を顧問につけたほうが良い事業者様もいれば、
心配無用!税金が何もかからないケース、
どうしようもないケース(笑)
など。
辛いかな、サラリーマンの性です。
仕事を断ることが出来るのも独立後のメリット
その鬱憤を晴らすかの如く、
独立後の現在ではじゃんじゃんお断りしています。
大好きな旅行に行けなくなるのが一番の理由。
二番目は勉強時間の確保。
そのためなるべく仕事の話が来ないよう電話番号・住所を非公開、FAXを置かないという方針で運営しておりますが有り難いことにお話は届きます。紹介も多い。
ですが、お断りしております。
(単発相談はかろうじて受けています)
「申し訳ございませんが・・・」とはつけません。
世に言う「通常業務」(顧問、記帳代行、確定申告)は出来ません。
このブログやHPで新規受付け停止、と書いてからはよりスムーズに罪悪感なくお伝えすることが出来ます。
先輩経営者からよくアドバイスされるのが、
「まだ若いのだからどんどん受けて大きくすれよ」
その他にも、
仕事を断るなんて恥
勿体無い
失礼だよ
こうもありがたき忠告を頂くこともあります。
でも、そんなの関係ねえー!
「仕事を断ることができる」のも独立後ならではだと考えているからです。
不思議なことにブログ、HPで「新規受付停止」と明記してから更に仕事の依頼が舞い込むという珍現象。
人の心理というのは面白い。
「逃げる(仕事を断る)は恥じゃない」と覚えると人生、その後において役に立ちそうです。
-ひふみ税理士の近況-
・今朝の沖縄は大雨、かと思いきや昼には晴れる。
・午前は医療法人様訪問、午後はこれから確定申告残りを。とはいっても顧問先様関係者の簡易なものなので気楽に。(初めて、ボリュームのあるものはほぼ完了)