マネーフォワード、freeeユーザーが全国から集まっている頃に→あえて電話もネットも圏外の九州山奥、温泉宿で過ごす。


熊本県阿蘇の黒川温泉
平日は貸切風呂でなくてもほぼ貸し切りで利用出来ます。

毎月第一週目は「沖縄を出て旅に出る!」を目標に、

・急ぎの仕事が入らぬよう
・仕事に穴があかないよう
・日々前倒し気味で働き、旅程を組んでおります。

今回、2019年7月度の旅は
3日朝一から福岡まで飛びレンタカーを走らせ、

熊本市内、
黒川温泉、
別府(鉄輪温泉)、
にそれぞれ一泊の旅。

気象情報では南九州では記録的大雨が心配されていましたが、そこは自称「都合の良い天気男」初日、熊本市内に入るまで多少の雨に当たりましたがその後は快晴。

神様に感謝です。

クラウド会計ソフトメーカーのイベントと重なる旅

その旅中、奇しくも2大クラウド会計ソフトメーカーのイベントが立て続けに開催されました。

7月5日
普段からひふみ税理士事務所自体の経理でお世話になっているマネーフォワードの全国イベント、士業サミット2019

7月6日
少しだけ利用している(今後増えるかも)freeeのマジ価値meetup全国大会
(9月5日は沖縄でも開催予定、、、興味あるのですが一週目、沖縄にいない涙)

Twitter上でみている限り、盛り上がってるなーと。
地方税理士としては気軽に参加できる都会がやっぱり羨ましい。

既存の会計ソフトメーカーでは今までなかった事ですし、あったとしても税理士本人ではなく番頭さん、若手リーダーが参加。要はBOSS税理士自体は参加していなかった…のがこれまでの税理士業界。

これから税理士業界へ就職しようとする方に話すと驚かれることもありますが、会計ソフトを使えない、触ったことがない!というBOSSはこの業界に何万といますから(笑)そりゃ、会計ソフトのコミュニティなんてものが生まれるワケがありません。

つい最近では値上げ問題で擦った揉んだがありましたが、わたしはこの2大クラウド会計ソフトメーカーを中心に税理士業界のみならず社労士、他士業へとどんどん枠を拡げ(そのためには電子申請、届け出OKなどと法整備も必要ですが)、盛り上がっていって欲しいと思うし、他のソフトメーカーも追随していって欲しいと願っています。

(最近は零細税理士、零細企業に冷たく感じるのが気になるところ)

税理士はどの会計ソフトを使っても良い!

税理士は会計ソフトを一つに絞らないといけないのか?

最初に修行した税理士事務所が使用していた会計ソフトがTKC。

顧問先が◯,000件という大型事務所
その顧問先の殆どがTKCを使用。
とても優れたソフトだったと記憶しています。

ただ、顧問契約を解除した場合にお客様がそのソフトを(基本は)使えなくなる、というのがどうも好きではありませんでした。データを人質にとっているようで。事務所運営側としては解約防止策のひとつとして良いのでしょうが。

また、そこではたまに弥生会計、JDLなどを使用している顧問先もありましたが、データセンターに数値を送る際になぜかTKCのソフトに仕訳を打ち直す(それも手打ち!)というナゾの作業があったり。(まさかこれ、未だにやってないことを願います)

子供(ではないが)ながらに「あぁ税理士事務所は一つの会計ソフトしか使ってはイケないんだな」と感じたもの。

そして大人(税理士)になったいま、全国の業界ニュースでも話題になりましたが、大人になりきれないTKCが「クラウド会計の宣伝広告に積極的に協力するならば退会させる」と子供じみたこと(規約改定)をしています。業界大手なんだからドンと構えれば良いものを…

そりゃ、税理士としては顧問先の全てに同じ会計ソフトを使ってもらえれば便利この上ないのでしょうが相手あってのこと、そう上手くはいかず。

また100%同じ会計ソフトに頼ってしまいますとスキルも上がりませんし今後、その会計ソフトメーカーが仮に倒産した場合、サービスを終了した場合など、1社に頼っていると路頭に迷うことも想定されます。普段から複数社使用していく、これが一番のリスクヘッジになりますので10社を目指しましょう!なんて言いませんが少なくとも2、3社の会計ソフトは常時触っていたいものです。

そして「他社の会計ソフトを使ってはいけない!」
令和の時代にまさかこんなケチなことをいうメーカーはないと願いたいのですが、仮に現存するならばそんなメーカー、こちらから願い下げするまでです。

究極はシンプルな会計

・あの機能が良い
・この機能が良い

・自動で仕訳を読み込むのが好き
・読み込み時に確認ボタンを押すのが安心(←わたしはこちら)

どのソフトにも一長一短、クセがあるもの。
やはり複数触り、自分好みのものを見つけましょう。

かつ、お客様にも選んでもらえるよう説明出来れば最高なのですが。時間と手間はかかります。

それでも究極はどの会計ソフトでも良い
これがわたしのモットーです。

各会計ソフトには様々な機能はありますが
中小企業ならばとてもシンプルに、

ど・シンプルな会計処理を目指してもらいたい。

理想は・・・

・通帳1本
・支払いは月1回まとめて
・現金支出なし
・未収・未払、ツケ、カケなし
・法人で不動産を持たない

これだったらどんな会計ソフトでも簡単に処理出来ます。

昔々、スリムドカンの斎藤一人さんがとっても簡単な会計こそが儲かるコツ。
こう仰っていましたがまさにそれ。

上場会社の貸借対照表、損益計算書を眺めていても、
複雑、科目が多い会社に限って儲かっていない。

なんですか、繰延税金資産という資産は(笑)
資産は換金出来てなんぼです。

たまには平日、ネット圏外の世界へ

というように全国で2大クラウド会計ソフトメーカーのイベントで盛り上がっていた頃、沖縄の零細税理士は九州の山奥でひたすら温泉につかっていました。

温泉からあがり客室でのんびりしてしばらく経った頃にスマホを眺め、電話もネットも圏外なんだと知りました(笑)

まぁこんな夜も良いのでは。
(宿の駐車場まで出るとかろうじて電波は届く、ロビーにはWi-Fiあり)

地場の酒を飲み、食を楽しむ。
そして読みたかった「紙の本」を読む。

客室内にも小さな温泉があり、何度も温泉に入る。
すると体力を相当消耗しますから真っ暗闇のなか深い睡眠に。

最終日は別府から福岡空港への帰り道に
大分県は耶馬渓(やばけい)、羅漢寺(らかんじ)へ

評判は聞いていましたが建造物も景色も圧巻、の一言。
この時代、珍しい写真撮影禁止のスポット

ここで参拝、鐘をならす(ことが出来ます)ことにより

日常、なんと小さなことで悩んでいるのだろうか
本当に大切なものは何なのか

などと改めて知ることが出来るでしょう。

スマホ圏外の旅
仕事・日常に追われているな、と感じている方こそ是非体験してみては如何でしょうか。