沖縄で一番美味しくて、一番高い沖縄そば屋は、一番◯かった。改めてサービス業とは何か考える。

先週末に訪問したお店
おそらく沖縄県内で一番料金が高い、
浦添市にある某高級沖縄そば屋さん。

シンプルな盛り付けは自信のある証拠!

わたしもナイチャーですが観光客の皆さんが沖縄そばを食べ、
「沖縄そば?美味しくなかったなぁ」という普通?の
沖縄そばとはひと味もふた味も違います。

具材が良いと値段は高い、でも本当に美味い!

本当に美味しい。

びっくりした。

麺が違う、
そしてなによりスープが美味い。

県産豚(あぐー)を使いじっくり煮込み、
同じく県産のお塩(ぬちまーす)であっさり、優しいお味付け。

料金も可愛くないが(街の食堂の2倍は超える!)
胃袋は満たされるであろう。

「俺、グルメだぜ?ホントかよ?」

おっといきなり挑戦的ですね、
是非、行ってみて下さい!

炙りソーキ(豚のあばら)も有名なお店。
写真のソーキは手を汚すことなくお箸でホロホロと肉が溶け落ちてきます。

高くても一度は食べてみることをオススメします。

※ 沖縄では珍しい開店と同時に並ばないと入れないお店なので来店時間にはご注意を。

しかし、お客にも一番厳しいお店でした・・・

おぉ、ここか!

開店前に並んだひふみ税理士はiPhoneを取り出し、
パシャパシャと店の外観を撮影していたころに暖簾がかけられた。

「はい、どーぞー」

一組はいり、
もう一組はいり・・・

入り口のドアは引き戸だった。
(左右にガラガラっと開けるタイプです)

二組目の方が後から入るわたしたちのため半分
以上開けて店内に進んでいったのだがわたしは
まだ店の外観を撮りあぐねていた。

するとすぐさま、ドアが「ピシャリ」!と
大きな音を立てて突然閉じた。

ん?
ここで最初の(小さな)違和感。
(まぁすぐに入らなかったわたし達が悪かった)

で、
オーダーして美味い沖縄そばを堪能している
と次から次とお客様が入ってきます。

お店は小さい。
カウンターが6席
4人掛けのテーブルが1つ
2人掛けのテーブルが6つ

で、ここからが驚きのオンパレードだった。

〈シーンその1〉

間もなくお二人のお客様がやってきて
一つしかない4人掛けのテーブルに座ったのだが、

「すみません!お客さん、2人?そっち(2人掛け)のテーブル座ってくれる?」

おっと、大きな声で店主がお客に尋ねます。
(こちらもちょっとビクっします)

するとお客様が
「い、いえ、今から2人来るので4人です・・・」

店主「あ、っそ、それなら大丈夫です」

〈シーンその2〉

今度はご年配の二人連れ。
お店の前に停めたんですけど、運転が少し苦手な
ようでちょっと曲がって停めてしまいました。


すると店主、
「あのね、そういう停めかたすると隣の店に迷惑になるので真っ直ぐ停めてもらって良いですか?」

そのお二人、お車を直すかと思いきや
外に出てそのまま帰ってしまいました。

〈シーンその3〉

それからしばらくして今後はお二人が来店です。
すると、間髪入れず店主が、

「すみません、入り口閉めてもらって良いですか?」
(結構口調キツイんですよ・・・)

動揺したお客が「あ、この後もう一人車停めてから来るんで・・・」
と言い終える前に被せるように、

「すみません、虫が入るんでそれでも閉めてもらって良いですか?」

おぃおぃ・・・店内が静まり返ります。
(これかぁ、わたしが最初にピシャリ!とされたのは)


〈シーンその4〉

そして帰り際、レジでの出来事。
(ご想像どおり?お店は現金オンリー)

レジには大きく、

「一万円札、お・こ・と・わ・り!

ひゃー、

怖い、怖い!

なんでもっと優しい書き方は出来ないのでしょうか。

「忙しいお店で少ない人数でガンバっています!
我々両替に行く時間もないために、できれば小銭を使って
頂けるとスタッフ一同、ほっこりします」
とか。

その日は小銭があったので難なく会計を済ませましたが、
一連の店主の対応を見て、聞いていたのでもしも一万円札
しか持っていなければどうなったのだろう?
とドキドキ・ワクワクしたものです。

確かに沖縄で一番美味い沖縄そば屋!
この称号に間違いはないお味。

ただし、接遇にちょっと難ありでしょうか。
それとも今日は虫の居所が悪くたまたまでしょうか。
(そんな日もたまにはありますよね)

美味しいおそばなので絶えずお客様はやってくる。
わたしももう一度食べたいのでリベンジします。

ただし、
次も同じようですと3度目はないでしょうね、わたしは。