台風などの災害報道を見聞きし改めて「自宅兼事務所で良かったな」と自宅で懐う


2019年9月22日、マネーフォワード社の札幌オフィスで行われるイベント資料をつくりながら台風15号の報道をネット上で見る、聴く。

「ひとり税理士でも小さな事務所でも札幌や沖縄で僕たちみんな生きている」→札幌近郊の方、ご参加お待ちしております。対象者は主に税理士関係者を想定しておりますが他士業、フリーランスの方でも実りある内容に)

台風にぶつかってしまったら勇気ある撤退、損切りも必要

台風銀座と呼ばれて久しい沖縄

来て嬉しいものではないですが数年に1度、沖縄本島は直撃します。(宮古、八重山は毎年…)

とはいってもそこは沖縄。県民は皆、台風慣れをしていますのでそこそこ強烈な台風でも被害は最小限に留まります。「もしかしたら飛行機が飛ぶかも?」という淡い期待を捨て、空港なんか行きません。良く言えば諦めが早い。

しっかし内地の皆様はどうして台風時に成田空港などへ向かうのか。
台風が理由であれば航空券の代金は返金されるし、予約しているホテル等も理由によっては返金して頂けるかもしれません。

わたしたちが海外旅行でホテルを予約する際は「いかなる理由であっても返金不可の前払い」のパターンが多いのですが、それはそれでリスクを承知のうえ(そのかわりとても安い!)。

株式投資もそうですが「損したくない」「もしかしたら行けるかも(株価が上がるかも)」という気持ちも分からないでもないですが「台風が近づいているから旅行にいかない」という勇気ある撤退、損切りも時には必要です。

猛烈な台風が数日間も停滞したら

この10年、沖縄本島に一番長く停滞した台風で丸2日ほど。
家から一歩も出れません。もちろん仕事は休みでした。まだサラリーマン時代だったのでどうでも良かったのですが、これが独立後ならば?しかも超強烈、1週間も停滞したらどうしましょ?

税理士業界に入って15年超ですが、一度も使ったことのない「災害時の申告期限の延長」なんてするのでしょうか。でも「停電はないので、電子申告できたでしょ」ということで却下されたら?いや、それは勘弁!ということで暴風の中、事務所へ通勤中に事故に遭ったら?

う〜〜ん、考えたらキリがありません。ですが独立した今は前回の入院記事同様、ある程度のことは想定しなければいけない。台風で1週間も外出できない、沖縄ではいつでも起こりうる、そう考えて行動あるのみ。

災害時も想定して「小さく、自宅兼事務所」

そのリスクヘッジとしてわたしがとった作戦が「自宅兼事務所」
事務所を借りなければ固定費が安く済むというメリットもありますが、災害時にもメリットが。たとえば台風が長引き事務所に行けない場合、以下のような不安が付きまとう。

・事務所が雨漏りしていないか
・郵便受けの書類は飛ばされていないか、濡れていないか
・事務所でしか電子申告が出来ない、期限に間に合わない
・正社員を雇っていたらスタッフに出社させるのも申し訳ない
・そして「何も出来ない、事務所が不安」というストレス!これが一番苦しい(はず)

その点、自宅兼事務所であれば、ひとまず我が家さえ守り、安全が確認出来れば落ち着きます。そしてただ台風で外に出れない、停電はない、となればひたすら仕事をすれば良い。そう、普段となにも変わらずに。

異常気象も増えています。夏は猛暑、満員電車では不快な思いをすることはあれど、その反対はないでしょう。お金もかかりませんし、事業の拡大を目指さないのであれば士業、フリーランスの方は(ご家族様の理解を得たうえで)「自宅兼事務所」で始めてみるのがこれからの時代に適したひとつの働き方であるとわたしは考えております。

-ひふみ税理士の近況-

・法務局へ足を運び法人設立申請。8月決算、特に意味なし。登記完了は9月18日予定。資本金は123万円、それと代表印に少しだけこだわる。金偏に太る、と書いてチタンと読む、って知らんがな。
・当初は株式会社にしようかと思いましたが何かと手続き面倒ですし、アップルジャパンもアマゾンジャパンも合同会社なので「ま、いっか」税理士業以外、色々します。

・近く、沖縄に支店を進出するという税理士さんが内地からお見えになったので会食など。素敵な税理士が増えるの楽しみです!(同業増加、ウェルカムです)ご案内したのはもちろん北谷の海沿い。19時でも汗ばむ。

コメント

  1. koja より:

    仕事も生活もシンプルだと動きやすい。シンプルイズベスト。