模様替えをしました!
沖縄西海岸の夕陽を背にiMacで税理士業務・・・
格好良いかなと思って。
でも画面が反射して目が痛いです。
すぐに(再度)模様替えをする結果に。
社会人一年目に教わったお言葉『遊働一致』
北海道時代(最初の税理士事務所職員時代)
BOSSに教わった言葉があります。
『遊働一致』(ゆうどういっち)
大型の税理士事務所だったので税務、仕事のハウツーをBOSSから直接教えて頂く機会などまったく無かったのですが、個別面談時や懇話会(100名超の職員がいたので一堂集まる会合の事)で度々仰っていていたのがこのお言葉。
わたしがまだ、社会人一年目の時です。
はっ?
遊ぶと働くが一致する?
BOSSは何を言っているんだ?
最初は正直戸惑いましたがそんなBOSSに憧れていました(いまも尊敬しています)。
このBOSS、見事な経営者(オーナー)でありまして事務所に姿を見せることは殆どなく、趣味のカメラを手に世界あちこち旅に周っていました。その中から毎年傑作の12枚をセレクトし卓上カレンダーを製作→顧問先様へ配付。「プロが撮ったんちゃうか?」というくらいの出来で、さすが時間をかけて撮っただけあります。わたしもこんな生き方が好きなので同僚が「遊ぶ暇あったら俺らの給料に回せよー」とグチグチ言っていたようですが気にせずその素敵なカレンダーを机上に飾っていた記憶があります。
全体の懇話会ではBOSSがその12枚の説明をしていく。
「このマンタは石垣島で〜2、3時間タイミングを待って〜」
9割ぐらいのスタッフは眠たそうにしていましたがわたしは聴き入っていた。
だって北海道を代表する税理士事務所のBIGBOSSが
少年のように瞳をキラキラさせて解説しているのですから!
普段はコワモテのBOSSがどんなものに興味があるのか知りたかった。
この事務所は大き過ぎてBOSSとの距離もだいぶ離れていたため、
「顧問先様の社長」と接する時と同じように、
「どうすればBOSSに喜ばれるだろう?何に興味があるのだろう?」
いつも必死に考えていました。
なんか変な距離感でしたけど。
決してヨイショするつもりでもなく、
本当に考えさせられる、そんな凄い経営者(税理士)でした。
独立したいま『遊働一致』、やっとその意味が理解出来た。
例えば今日の写真。
どの配置にすれば楽しく仕事が、プライベートを過ごすことが出来るか?を考え模様替えをします。「楽しい」、ためなら再模様替えだってします。
雇われ時代ならば、
決して自分から「事務所の模様替えをしましょう!」と提案してやったことなどありません。
例えばパソコンIT機器。
どの製品を使えば楽しく仕事が、プライベートが過ごせるか?を考え購入します。(次に財布の具合をみながら)
雇われ時代ならば、
会社から支給された一世代前のPCを使っていました。(よくフリーズしていたなぁ…)決してテンションなど上がることもなく。同じく二世代前のスマホが支給され恥ずかしながら使用していた苦い過去も。
そしてこの言葉の意味を思い出したきっかけが、
「平日と休日」の境目が無く(薄く)なったと感じたことです。
※これでダラダラ仕事だけをする、のは気をつけているところ。
別の言葉で表すとならば、
「ONと OFF」の区別が無くなったと言いましょうか。
例えていうならば、
・旅行中でもクラウドでつながったデータを元にMacBookを開いて仕事をしている
・現場から現場の間に時間があれば「読書」「ジム」「買い物」などをする
・このブログが「プライベート」なのか「仕事」なのかも自分では良く分かっていません
(仕事に繋げないといけないのでしょうけど)
初めて耳にしてから約15年、独立してやっと今、
「遊」と「働」が一致している事に気付いたのです。
この記事を書くにあたり、
改めてこの言葉(末尾参照)を読み返しました。
そうか!他人には遊んでいるように見られてこそ、か。
ひふみ税理士はこれからも
よく働き、よく遊ぶことをここに誓う。
『遊働一致』は丸山敏雄先生のお言葉
初めて聞いたあと、これはBOSSが造った言葉なのか?
と調べてみると、倫理研究所を設立した丸山敏雄先生が仰った名言でした。
とても素敵なお言葉です。
ここで紹介して終わりにさせて頂きます。
遊びが真の働きとなる
端から見て、働いているように見えるうちは、
まだ真の働きに徹している状態ではない。
真の働きとは、
己に与えられた仕事を天職と心得、
ただただ一心に働くこと。
その時、苦労を感じる事もなく、
働きはそのまま無上の喜びとなり、
他人には遊んでいるようにさえ見える。
これが働きの極「遊働一致」である。