エンジェル税制の資料が届かなくて早期に確定申告をしても還付金が入らない件

近況〜2020年2月上旬

2020年2月1日で税理士として独立開業し早くも丸2年が経過。
というわけで去った1月31日から3周年目の記念も兼ねて上京。
初日は新幹線で移動し熱海、からの初島へ向かうフェリーでカモメと戯れる。

カモメよカモメ、こんな僕を祝ってくれるのか、ありがとう！
※初島〜フェリー・飲食・土産etc全てが現金オンリーで時が止まっているかのようでした。

その後、漫画一日外出録ハンチョウの影響をモロに受けて上野の国立科学博物館へ


噂には聞いていましたが、本当に一日では見学することが出来ない広さ、見応え！！コロナウイルスの影響でどうせ観客も少ないだろう・・・なんて軽い気持ちで土日に行ったのが間違い。ここは平日朝一で行き、ランチも館内で食べ閉館まで過ごすのがベター。

からの二夜続けて鮨、寿司。
最近は沖縄でも美味しい(かつ、お手頃価格で)江戸前寿司を頂くことが出来ますが東京はやはり雰囲気が違います。(寒いとより美味しく感じます、じゃあ北海道だろ！とも言われますが寒すぎるのは苦手)

1店舗目が新小岩にある二代目太郎さん
こちらの大将は僕と同じ北海道出身(旭川)

新小岩といえばツイてるツイてるで有名なアノ街でもあります。

今回は小料理付きコースでお願いしましたがもう大満足。
というか創作小料理だけで腹八分、いや十分目！
カウンターは6席だけ(奥の半個室はお子様連れもOK)のこじんまりとしたお店ですが久しぶりの美味しい鮨に日本酒もススミます。次回は新小岩に泊まろうかなと。宿代も安いですし。

翌日の2店舗目は渋谷(といっても新宿の西という感じ)にあるすし宗達さん
こちらの大将も北海道出身(小樽)
僕よりかなり若い大将ですが、最近もう1店舗出されたというやり手の経営者でもあります。赤シャリでこちらもまた美味。

看板メニューの毛ガニ(写真はハーフ)
身がこれでもか！というくらい詰まっております。
ふるさと納税などで頂いた毛ガニを自宅で調理することもありますが手間暇かかり大変。それをとてもリーズナブルなお値段で提供。大将にこの値段で良いのか聞いたところ「ニヤリ」とはにかむだけ。皆様、ここで毛ガニばかり頼むのはやめましょう。

どちも人気店で予約は必須(宗達さんはネット予約可)
予算は、、、たらふく食べて呑んで一人10,000円前後。
どちらも北海道出身の素敵な大将さん、ちょっとハレの日に是非。

追伸
ちょっと背伸びするお店ではやはり写真音が気になるもの
消音機能のある写真アプリがあったりするのですがせっかくならばiPhoneの標準カメラで撮りたいところ。というわけで新機種は旅行ついでに海外で仕入れようかと模索。2019年秋、iPhone11をアメリカで購入したお客様いわく向こうの方が安かったと。

エンジェル税制は自ら申請しないとダメ

前置きが長くなりました。
えぇっと確定申告、エンジェル税制の件。

エンジェル税制ってのが何かというと簡単に説明するとベンチャー企業に投資した分、税金を一部お安くしますよ、だからベンチャー企業にどんどん投資してね！という制度です。上場すれば更に良いのでしょうがそれはどうでしょうかね。

僕は勉強のためにFUNDINNO(ファンディーノ)なんかで登録し、気が向いたら各社へ投資していますが企業がファンディーノに徴収られる手数料もえげつなく。なんか直接投資家探した方が良くない？そもそもその公募額だったら銀行融資じゃダメ？とも思うし、公募時の募集価格もなかなか素人を◯◯にした設定です。僕は勉強、趣味、好きでやっていることですのでその辺りお含みおきください。

そして好きになれないのが(なら投資やめろよという話しですが)自らエンジェル税制希望です！と言わない限り適用出来ないというルールが納得できません。

例えば、下記写真の株式会社これポチ
左下のエンジェル税制申請→未申請となっております。

実はこれ、投資後にメールが届きます。
「エンジェル税制希望しますか？」って。
こんなの「いいえ」と答える方がいるのでしょうか。
※家族、関係者で一部適用外というのはあります

僕はファンディーノからのメールをミュートにしているのでその期限(わずか数週間しかありません)内に気付かないというオチ。

この案件だとただただ出資しただけ。未上場ですから本当に寝かせます。

エンジェル税制投資をしたら確定申告

どこかのお笑いの大会のようにエンジェル税制の対象となるベンチャー企業は設立後何年以内であれば優遇措置Aというものを受けれて、それ以外(他にも要件は山程あります)は優遇措置B、なんて決まりがあります。(優遇措置Aは寄付金控除と同じ扱いで住民税の控除はなし。優遇措置Bは株式売却益があればそこから控除できるという制度）

今回はAもBも選択できる優遇措置Aというものを受けてみます。


さて、税理士をやっている以上は自分の確定申告は早めに、
いや、どのお客様より一番先に申告するべきだと肝に銘じております。
申告様式に慣れるためにも。（本音は還付金が早く欲しい)

法人顧問がメインの個人開業税理士は売上の約10%が税金の前払いとして天引きされているため、通常確定申告をすると還付に。

もちろん電子申告は済ませていたのですが2020年は還付金が未だに入りません。なぜなら・・・必要資料を提出していないからです、いや資料が届かず提出出来なかったからです。

(そもそも2020年は2月17日から受付開始ということなので税務署でも何の手続きもしていないですが。その前にも申告が出来ることは世間一般的には知れ渡っていません)

そしてその資料がやっとこさ2月15日に届きました。しかもご丁寧に簡易書留で。不在だったら受け取りまで数日延びたでしょうか。そんな大事なものではないと思うのですが・・・

提出必要書類は全部で6点(⑤、⑥は電子申告するので紙では4点)

①　中小企業等経営強化法第７条の規定に係る確認書
　→対象企業本社所在の都道府県知事公印が押された書類
②　個人が一定の株主に該当しないことを確認した書類
③　株式異動状況明細書
以上3点が今回郵送されたもの

④　株式投資契約書
　→こちらは最初に投資した際に作成したものでずっと手元に

残りが以下2点(こちらは国税庁指定の様式)

⑤　特定中小企業が発行した株式の取得に要した金額の控除の明細書
→優遇措置Aを適用する場合は「租税特別措置法第41条の19」という２つあるうちの下の方にチェックを入れます。※AかBか？を問うものなのでこの並びも反対にすべきかと。

⑥　特定新規中小企業が発行した株式の取得に要した金額の寄付金控除額の計算明細書

この様式はそこまで難しくはないかと。
それよりも様式の名前を覚えきれない。
なんて紛らわしい名称なんでしょう・・・

というわけでエンジェル税制投資をされた皆様、
これ以降検討される皆々様、
どうぞ僕のように申請忘れ（＆申告忘れ）のなきようやっていきましょう。

そしていつの日か上場されるとハッピーということで。
また紙クズになることがあればそれはそれでネタになるということで前向きにいきましょう。

-ひふみ税理士の近況-
コロナウイルスの影響で4月に予定していた上海旅行、同じく4月に予定していた台湾までの客船クルーズ旅行をキャンセル。(万が一2週間下船出来ないのはキツイ)キャンセル料も発生し、ちょっとやさぐれています。